遠州流茶道に入門すると決めたわたしです。



遠州流の特徴は

小堀遠州の「綺麗寂び」。

侘び寂びの中に、客観的な美、調和された美を見出します。

そして町衆茶道ではなく武家茶道。千利休が広めた芸術的なお茶文化が、江戸時代大名や武士の間で広まり伝わっていった茶道です。



お家元の東京お稽古にはちょっと無理。


ao  じゃあ、やっぱり、島田に行くしかないね

fu  うん。島田に行きたい。



そう、島田にはお家元の弟さん先生が、お稽古に来ているのです。なんとなんと志戸呂焼陶芸家、青嶋利陶先生のところに。

aoともかつて一緒に志戸呂焼を学んでいたお仲間。お歳はaoより先輩。最近はあまり会っていないようですが、若い頃は一緒にいた時間も長かったようです。


ところで、お家元は小堀宗実さん。弟先生は浅井宗兆さん。小堀姓はお家元(長男)のみ名乗ることができるそうで、弟の浅井姓は、小堀遠州の親戚にあたる「浅井長政」の浅井、です。(浅井家本家は絶えてしまったので、浅井姓を名乗られることにしたとか)

浅井先生が、島田にお稽古をもっているのです。うちから1時間半あれば車で行けるぞ。そして、月1回なのでパート含む仕事予定的にもちょうどいいペース。

そして、わたしの大好きな自然布を教えてくれた葛布の親方もそこでお稽古していたというご縁が。


ということで、連絡をしてから見学させてもらいに行くことになりました。

見学とは言うものの、もう入会しますゼ心で、張り切って、そして緊張感が口から鼻から溢れそうになりながら、

「ごきげんよろしゅうございます」

(遠州流のご挨拶は、この言葉から始まる)ニヤリ


入会金にお月謝、

お稽古につかう帛紗などの初心者向けお道具、

そしてお着物を着たいわたしはきちんと着るための小物類(ファッションとしてはお着物も我流自由が好きですが、キチンとの時は綺麗に着られるように)、

月刊誌「遠州」購読料、

などなど

初期費用も嵩みますが、独身時代の貯金を自分のために少し下ろしました。自己投資を惜しまない…(でも節約しつつ…)

お稽古用の使い帛紗はaoのおさがり。遠州流の帛紗は、前のお家元が描いた絵だったり、遠州公のお顔が入っていたりとオリジナリティあって楽しいです。

お着物は概ね、いただきもののばかり。

いただくのは色無地や訪問着が多く、普段のお稽古に使う小紋がいくつか欲しいところですが。

箪笥の肥やしにはしたくないのでお着物着る機会をお稽古以外にも増やして、着付けも慣れたいと思います。

母のお下がりのお着物もいくつかあります。

母の江戸小紋は細かい鮫小紋で、紋は入っていないものの小物の合わせ方で準礼装の手前くらいまでキチンとはいけます。

誂えた色無地や袋帯、もありますが、キチンとお茶会に出席できる日までとっておかないと。


楽しみが広がるけれど、月に一度のお稽古だからこそ自主練も必要です。

大切な(笑)ボーっとする時間を減らして、時間を作るしかないね。


この日、見学でしたが

一緒にお軸やお花、花入の説明も聞けて、美味しいお抹茶もいただけて(お客さま役)、最上に贅沢なひとときを過ごしました。



そしてそして

先生がとっても優しいこと。

キュンキュンです(笑)キューン


そしてそして

一緒にお稽古するお二人の先輩方は、二人とも師範です。なので、「〇〇先生」とお呼びしています。見学したお稽古も、よくわかりませんが上級過ぎ。ひとり、まったくの初心者です。


それで

一緒にお稽古する初心者仲間が欲しいなぁ。

と思っていたところ、

ダメ元で冗談半分、「一緒にやらなーい?」と声を掛けてみた方が、ちょうど!茶道に興味があって、ちょうど!遠州流に興味があって!っていう方でしたびっくり

なんというタイミング。


ご縁とはいろいろなところに転がっているものだなぁ。

そして、その氣になった時、波に乗ると本当にとんとん拍子にことが運びます。

ご縁っておもしろい。


そんなわけで、

なるべく毎日茶筅を振る機会を作ろうと思います。

(左利きなのでお茶点てるの、大変なんだ)

陶芸家の妻ですので、お茶碗なんて毎日違うもの使っても1年以上持つかもしれないくらい溢れ返っています。

そして小堀遠州のお好みの窯(遠州七窯)のひとつ、志戸呂焼ですので。お道具には苦労しません。

なんだか、お得感グラサン




楽しみ、増えました。



大好きな布関係の注文も入っています。

手づくり石けんも製品化目指して進んでいます。

パートで週3働きに出ています。

ひとりの時間も必要です。

睡眠が長い方です。

晩酌しながらあっという間に夜が終わってしまいます。


でも、時間をつくって

ぜーんぶ欲張りたいわたしです飛び出すハート