こんばんは
お天気下り坂
くわえて…筋肉痛に苦しんでます
My本棚の紹介です。
恋してる、生きていく／夕映月子
2015年7月発売
最近、My本棚のエロ度高めの紹介
がずっと続いているので
今日は、シットリと穏やかな
ストーリーでもいかがでしょうか？
「ｓｏｌｉｔｕｄｅ」
病気の為、恋を敬遠していた梓が
穏やかだが、真っ直ぐに気持ちを
寄せてくれる穂高に、こたえるまで。
そして、共に生きていきたいと
思うまで…
はじめて読んだ日は、感動したのを
覚えています。
優しく、山の名前そのままに
穏やかで大きい男の石井穂高、26歳
小さなホテルのオーナー
恋に臆病で、自分に殻をかぶせた
まま大人になった梓、28歳
既に、ストーリーは穂高が
2年前に告白して、振られたところ
から始まります。
梓のホテルに、泊まり客として訪れる
穂高は、アウトドア用品店の店員で
山岳写真家でもあります。
穂高の写真はホテルに、いくつも
飾られていました。
2年前に告白された時は驚きしかなく
「え、僕？なんで？」と
恋愛対象ではなく、病気のため人と
距離を置いてきた梓はそれからも
かわらず、2、3ヶ月に1回泊まりに
来てくれ…そのうち穂高の電話を
待ち遠しく思うようになり自分も
気持ちを寄せている事に気付いて
いましたが…
梓は心臓の病気を抱えていて
小さな頃から運動を制限され
てきました。その為、穂高に対する
気持ちに気付いてもいずれ訪れる死を
考え…恐れ…恋人を喪うよりは傷が
浅く済むだろうと、気持ちを隠し
通すと決めていたのです。
そして、その病気を穂高は知らずに
いたのですが、あるお客様を連れて
きた時に知る事になります。
「梓さんが…俺を受け入れて
くれないのは、もしかしてその病気の
せいなんですか？」
「病気でもかまわないって言ったら
俺を受け入れてくれるんですか？」
「…何を…」
「だって梓さん、
俺のこと好きでしよう」
それでも、穂高を受け入れられずに
いる梓に
「あなたが俺を好きだと知っている
のに…俺は諦めませんから」
ホント辛いデス
お互い両想いなのに…
どちらの思いもわかりますよね…
梓が受け入れない理由にＨが出来ない
というのがあるんですが、愛が深く
なれば触れられないことが苦しく
なると…
既に梓は穂高をそういう意味で
好きなんですよね。
そして、事件が起きます。
穂高が滑落事故に巻き込まれたと
連絡があり、心配していた梓ですが
なんとか無事戻ります。
…その夜は、梓の部屋に泊まる事に
なりようやく「好きだ」と告げて
「ね、いい？」
「ぎゅってしてみてほしいんだけど
ああ、全部脱いでからがいいな」
「気持ちいい…」
今まで感じたことのない生を感じ
生きてるってこういうことなんだ…
もちろん、Ｈは最後まで出来ないです
がいいんですよ。
愛を生を感じあえれば
「ｌａ ｐｅｔｉｔｅ ｍｏｒｔ」
2人のその後デス。
やはり、梓の身体を思う穂高は
なかなか梓に触れるのをためらう
ようです。そのことが嬉しくもあり
もどかしくもあり…
そして、とうとう心臓の手術をうける
相談を主治医とするに至ります。
「一緒に生きたい人ができたなら
手術を考えるのはいいことだね」
しかし、ずっと臆病に生きてきた梓は
この気持ちが穂高の負担になるのでは
重すぎるのではと、また悩みます。
そのことを穂高に告げ
「君と一緒に生きていくために、
僕は手術を受けたい」
「うん」
「賛成してくれる？」
「応援します。俺にできることなら
なんでも」
手術が終わったら梓の全てが欲しいと
穂高は励まします。
…ただいま。生まれ変わって、
帰ってきたよ。きみと一緒に生きる
ために…
そして、2人で始めて登山に行く
のです。たどり着いた頂上で、
穂高は、指輪を取り出し
「受け取ってくれますか？」
プロポーズデスネ
幸せっていいですね〜。
この本を読んで何回、幸せって…
思ったか。普段生活していると、
幸せって分かり辛いものですよね。
これが、当然だと思っていることも
振り返れば、あ〜幸せだったんだな
と後からしかわからない…
この後、2人はようやく結ばれます。
「あいしてる」
「愛してます」
色々な本を読んでみて
結ばれてホントよかったね〜と
素直に喜べます。
感動したい時や優しい気持ちに
なりたい時…
ぜひ、読んでみてくださいね
切ない度
エロ度
甘度