それはまだ売れなかった頃の彼が、夜な夜な繰り返して聴いた音楽。
辛くてやりきれない夜に、つかの間彼を癒して慰めた音楽。
その四角い囲みからは今にも希望が溢れんばかり
卒業アルバムの中の自分の個人写真から
思わず目を逸らしてしまいます
あまりの切なさに「遺影!遺影!」などと奇声を発しつつ
スキップを踏めば焼酎の空き瓶ふんづけてドサリとぶっ倒れました
くるぶしを蚊に刺されたときのようなやるせなさを
ニコチンタールにコーティングされた
胸一杯吸い込めば
僕とこの街との絆みたいな
生暖かい夜風がカーテンをトントンと叩きます
涙があふれて
涙がこぼれおちそうになって
ガムテープで顔面を
ぐるぐるにする
涙は感情の墓場だぜ
ガムテープで顔面を
ぐるぐるにする
桜のアーチをくぐりぬけてから
一体どれくらいの年月が流れたんだろう
うまいことおもいだせねぇや いや
思い出したところで何のメリットもありません
パンパンに膨らんだ東京23区推奨ごみ収集袋を
窓際に積み上げれば
ほら見たことか
未来まで半透明にぼやけてしまいました
夜明けが嫌い
夕暮れが嫌いと
ダダをこね
アホ丸出しのハムスターみたいに
空っぽの24時間を
カラカラと回転させれば
その遠心力に耐えきれず
真夜中の体育座りが千切れ飛び
夜空はそれを無表情に吸いこんでいくのです
うたがあふれて
うたがこぼれおちそうになって
ガムテープで顔面を
ぐるぐるにする
うたは感情の墓場だぜ
ガムテープで顔面を
ぐるぐるにする
今の彼の、礎を築いたエレメント的なものと言える歌。
綺麗なまでに本当の、思いのままを綴られた歌。
辛くてやりきれない夜に、つかの間彼を癒して慰めた音楽。
その四角い囲みからは今にも希望が溢れんばかり
卒業アルバムの中の自分の個人写真から
思わず目を逸らしてしまいます
あまりの切なさに「遺影!遺影!」などと奇声を発しつつ
スキップを踏めば焼酎の空き瓶ふんづけてドサリとぶっ倒れました
くるぶしを蚊に刺されたときのようなやるせなさを
ニコチンタールにコーティングされた
胸一杯吸い込めば
僕とこの街との絆みたいな
生暖かい夜風がカーテンをトントンと叩きます
涙があふれて
涙がこぼれおちそうになって
ガムテープで顔面を
ぐるぐるにする
涙は感情の墓場だぜ
ガムテープで顔面を
ぐるぐるにする
桜のアーチをくぐりぬけてから
一体どれくらいの年月が流れたんだろう
うまいことおもいだせねぇや いや
思い出したところで何のメリットもありません
パンパンに膨らんだ東京23区推奨ごみ収集袋を
窓際に積み上げれば
ほら見たことか
未来まで半透明にぼやけてしまいました
夜明けが嫌い
夕暮れが嫌いと
ダダをこね
アホ丸出しのハムスターみたいに
空っぽの24時間を
カラカラと回転させれば
その遠心力に耐えきれず
真夜中の体育座りが千切れ飛び
夜空はそれを無表情に吸いこんでいくのです
うたがあふれて
うたがこぼれおちそうになって
ガムテープで顔面を
ぐるぐるにする
うたは感情の墓場だぜ
ガムテープで顔面を
ぐるぐるにする
今の彼の、礎を築いたエレメント的なものと言える歌。
綺麗なまでに本当の、思いのままを綴られた歌。