最期の前の日はいつも熱のある父が穏やかでした。
Alexaを通して昼の休憩時間はいつも実家の父に呼びかけていました。
母はおらず。
「お父さん、わかったら手を挙げてくれる?」
「苦しくない?」
父はゆっくりと少し拘縮している手を上に持ち上げてくれました。
夜に再度母と話をしたときに
「薬局に行っていたんだけど今日は全く熱が出てなくて。リハビリも普通に出来たよ。」
と喜んでいたのを覚えてます。
翌日の早朝に父が亡くなった事を知りました。
3時から固定電話がなって最初はイタズラだと思ってしまった…。
このさめ、退院してからずっと手の指が固まらないように握ってもらってたサメ。
本当にいつも握っていてくれました