『いい関係をつくりたいと思うんだけど、相手に(気持ちが)伝わらないと、何でそうなったのか原因をはっきりさせたいんです』
そのことがきっかけで、関係がぎくしゃくしてしまうと。

以前、こんなご相談をいただいたことがありました。

たしかに、上手くいかない問題をはっきりさせて、相手と「良好な関係を築きたい」という気持ちは理解できます。
スパッ!と解決したいですよね。

ですがコミュニケーションの問題では、原因が1つと限らないことがほとんどです。
工場の生産工程のように、上手くいかない原因との因果関係が明らかなものであれば、原因追求することに焦点を当てていくこともできるでしょうが、いくつもの要因が絡みあえばそう上手くはいかないものです。

過去に遡り、上手くいかなかった原因探しをすることで、関係性がさらに悪化するなんてこともありえます。

アンガーマネジメントは未来に向けた解決志向のアプローチ。

「どうありたい」とこれからに焦点を当てて、具体的にお互いの解決策を探っていくことの方が、未来への大切な一歩を踏み出せますね😊