長男の希望は、とにかくスクーリング(登校日)の少ない通信制高校に行きたいとのことだったので、希望に沿うところで、かつ、少しでも元気になったら楽しめることのある高校を探して進学しました。


私立の通信制高校でしたが、私立高校無償化の制度を利用したので、年間の実質負担額は10万円くらいだったと思います。ただ、同じ学校の通学コースを選ぶと週の登校日数によって差はありますが、かなり高額なお金が必要になっていたと思います。登校してほしい気持ちとお金の心配と常に気持ちがグラグラしていましたが、結局在学中に長男が登校したいと思える程元気になることはなく、そのまま卒業しました。


スクーリングは年に2回、一回につき3日程度ありました。その他年度末に一度テストを受けに行く必要もありました。


スクーリングの都度、事前に会場を選ぶのですが、毎回バラバラ、3年間で一度だけ同じ県内の会場が選べた以外は、全て県外の会場しか選択肢になく、提示される中で一番近いところを選んで申し込んでいました。

朝から夕方までみっちりスケジュールが組み込まれていて、朝の集合に間に合わせるためには早朝出発で車で送るか、会場近くのビジネスホテルに前泊〜最終日まで宿泊するかしかなく、だいたい、私も一緒にホテルに泊まることが多かったです。

1,2年生の頃はそもそもスクーリングに耐えうるだけの体力も精神力もなく、途中で体調不良で帰ることになるかもしれないと、私はホテルで呼び出し対応のために待機することが多かったです。本来なら、朝から夕方まで長男はスケジュールがみっちりなので、その間私はフリータイムになるのですが、迎えに来て欲しいという連絡が来るかもしれないという不安で、スクーリング会場からあまり遠くに離れることができずにいました。

実際に途中で断念することはなくなんとか乗り切っていましたが、辛そうに参加していました。


2年次だけ宿泊スクーリングになり(修学旅行的な意味合いもあるのだと思います)、その時は参加できるかギリギリの状態で、集合場所を目の前にして過呼吸のような状態になりましたが、本人の意思で参加を決断して無事に乗り越えました。

この時は送迎のみで対応しました。

参加してしまえば楽しく過ごせたようでホッとしたのもつかの間、宿泊スクーリングの後1,2ヶ月経った頃に、自律神経の不調、不安症状がかなり強くなりました。

宿泊スクーリングで本人の感じていた以上に負荷がかかっていたようです。

その後回復するのに時間がかかりましたが、3年生でのスクーリングにはすんなり参加できるようになり、宿泊スクーリングを乗り越えたことが本人の経験値になったようでした。


続く