去年の夏、学校から配布された『県立中学校受験説明会のお知らせ』を、「うちの子には中学受験なんて関係ない」と思い、カウンターに放っておいた事から6年生息子の受験挑戦は始まりました。

プリントを見た主人が息子に「結果はどうであれ、いろんな事に挑戦する意欲と姿勢が大事だ。チャンスと思って受けてみなさい。」と言い出した。

息子は世界で活躍できるイチロー選手や松井選手を目標に野球尽くしの毎日で、本人も地元の中学の野球部で活躍すると決めていました。

息子は数日間悩んだ結果、「世界で活躍できる野球選手になるには学問も大事だ。」と、受験に挑む事を決めました。

普通なら5年生ぐらいから塾に通ったり家庭教師をつけたりして勉強に励むのでしょうが、野球尽くしの毎日で勉強に励む時間が限られている事、受験まで日にちがない事も解った上での判断でした。

母親の私に出来ることは、過去問題数年分を一緒にやってみる事ぐらいでした。
そして、息子の体調管理!

残り少ない期間を、野球が雨で中止になった日や年末年始などを使って一緒になって励んできました。

「ここの答え、なんでこんな答えなん?僕が解いたらこの答にはならない。」という様な問題も多々あり、その度に『どうしたら解答通りの答えになるのか』二人で一つ一つ解いてきました。

野球で疲れていても机に向かい、何度も何度も過去問題を解いてみては見直しての繰り返し。

面接の練習も含め、やれるだけの事は二人で精一杯頑張ってきました。


そしていよいよ受験当日!!

「緊張してなかなか寝付けなかったけど、なんだか調子がいいよ。」

「寝付けなかったのに調子がいいという事は、受験に挑む気持ちが整ってるって事よ。」

何気ない会話から始まった受験当日の朝、天気は雨でも息子の姿は晴々しく輝かしかった!

食事は緊張させない為に、いつも通りの朝ご飯。
お昼は食べやすい様にオニギリ弁当。

送る途中、車内で最後の面接練習!!


いよいよ見えてきた中学校!!

中学校に近づくにつれ、一緒に頑張った5ヶ月間を思い出しました。

風邪をひいて咳き込みながら机に向かう息子の姿。

二人とも気持ちばかりが焦り、ケンカをした事。

勉強の途中「息抜きだ。」と、弟のキャッチボールの相手をしていて怒ってしまった事。

私たちには凄く長く感じた5ヶ月間でした!

学校に着く頃には涙が溢れだし、息子との会話も少しずつ減り、息子が車から降りる時、

「あなたならやれる。悔いのないよう自信持って精一杯行っておいで。」

息子は少し緊張しつつも、
「うん、ありがとう!!」

と車を降り、受付へ向かう背中は自信に道溢れて見えました!!

結果ばかりを気にせず、最後まで自分を信じてやり遂げる事が大事だと私は思う。

これから長い人生の中で、もっと辛い事があるだろうけど、この子ならどんな事も乗り越える事ができるだろう。

至らない母親かもしれないけど、私はこの子の母親になれた事に感謝しています。

ありがとう。。。

                                                                 母より