今回は前回の記事より奇妙な話です。
どう思われるかはご自由です。
よく言われる事があります。
「ステージに立っている貴方と、そうでない貴方、全く別人ね」
同世代からご年配の方まで既に何十回も言われました。
嬉しいとか、悲しいとかは特にないです。
何故なら、自分でも納得しているからです。
それは、ピアノと一緒にいる時は反田という人物はいつも居なくて、
心の中にいる子供が操って弾いています。
それに気付いたのはつい最近です。
ですが気付く前から自分でも疑っていました。
その事を気付かせてくれたのは、某先生でした。
「貴方にはもう1人別なヒトが居るんじゃない?」
この言葉を聞いたとき、
生徒の事を把握するという本当の意味はこうゆう事なのか、と思いました。
思っていてもなかなか口に出すのは難しい。
僕自身も最初は、"思い切った事を言ったな"と思いました。
ですが、本当にその通りなのです。
ですが何故その先生が気付いたのか?
僕自身ですら確信できずにいたのに...
でも答えは一瞬で分かりました。
何故なら、先生にもそのヒトの存在が居るから。
僕はなんて幸運な奴だと思います。
もし自分で考えてこれはヒトなのか?
それともこれは自分の反射なのか?
色々疑問が出てくると思います。
が、その答えを第三者から聞く事によって
僕の中に居る存在が確定的になりました。
ヒト
ではヒトとは何か。
僕の中に居る子はかなり幼い男の子です。
いつも遊んでいます。ご飯も食べない程。
ちゃんと喋ります。泣きます。喚きます。
そして、答えを教えてくれます。
ヒトがちゃんと答えを知っているのです。
何故その子が答えを知っているのか?
これも先生から教わりました。
"核"
なんですよ。
ヒトの形をした核。
だからその核に問わないで練習すると
いつもレッスンで違う!!って怒られます。
時間がかかる作業ですが、核を見て練習すると
かなり素早く上達し無駄がなくなります。
それは何故か?
何故なら、余分な思考がそこには一つも無いからです。
オカルト的で非現実的な話でどう思われようが構いません。
ただ、僕はこんな感じで成り立っているニンゲンって事で、
ただ身体を借りて生活して学んで演奏しているだけです。
いずれかは返さなければならない。
それが、"死" だと僕は思っています。
先生ありがとうございました。
反田恭平