孔子の教えには「仁(じん)」と「礼(れい)」があります。
まずは「礼」・・・
国家を治めるには法律で厳しく縛り刑罰を与えるより、
道徳で導き、礼を重んじる心を育てることが大切である。
ある意味、目に見える思いやり。
そして「仁」・・・
簡単にいうと、人の人に対する思いやり、心のあたたかさ。
仁は最高の「徳」であり「徳」を積むことで仁となる。
「徳」とは・・・?
行いすべてが人の模範になること。
徳を積むには、「学ぶ」ことである。
学ぶことで注意しなければならないのは・・・?
学んでいることを人が認めてくれなくても、恨んだりしてはいけない。
こうした学びの先にあるのが「知」である。
学ぶことによって正しい道を選ぶ判断ができる「知」を獲得できる。
でも、その「知」は真心と人を思いやる心があって成立する。
仁から逆算してきました。
では・・・
学ぶ→真心と思いやる心があり、正しい道を選ぶ判断ができる「知」→
行いすべてが人の模範となる「徳」→その徳を積んだ結果の最高の徳
→→→「仁」である。
「仁」とは真心と思いやる心により得られ、正しい道を選ぶ判断する力を得て
行いすべてが人の模範となることを積み重ねた。最高のもの。といえるかもしれない。
さらに、自分に打ち克ち礼を尽くすことも「仁」であるといっている。
自己研鑽につとめて自分の中にある身勝手さや邪悪なものを取り除き
どんな人にも敬意をもって接する、
それが最高の徳を持った生き方である「仁」である。
私は、よく、「謙虚にな・・」って言われる。
そりゃそうだよなって思って謙虚にいても、
油断すると謙虚をを忘れることがあります。
では、どうすればいいのさ?って思う。
そう思えば、孔子の「仁」がすごくわかりやすく説明してくれた
、そんな思いです。