こうへいのブログ

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日頃思いついたことや大切なことを書きたいと思います。
交通費のみいただく東洋体育を中心とするリハビリの無料出張指導をしていす。
神戸気功養生学研究会代表

中医学の理論的説明(骨格)
中医学は、病名から入る医学ではありません。
人間を「流れ」と「バランス」の存在として見ます。

その中心は次の3つです。

気・血・津液(き・けつ・しんえき)

陰陽(いんよう)

虚実・寒熱・表裏(きょじつ・かんねつ・ひょうり)

この3つで、身体の状態を立体的に捉えます。

1) 気・血・津液:身体を動かす「3つの要素」
気(き)

身体を動かすエネルギー

自律神経・呼吸・代謝・回復力の“動き”に近い

気が不足すると → 疲れる・息切れ・やる気が出ない

気が滞ると → つかえる・イライラ・痛み・喉や胸の詰まり

血(けつ)

栄養と潤い+精神の安定にも関わる

血が不足すると → 不眠・不安・ふらつき・爪髪が弱る

血が滞る(瘀血)と → 固定痛・刺す痛み・顔色が暗い

津液(しんえき)

体液(水分代謝)

津液が不足 → 乾燥・便秘・皮膚カサカサ

津液が停滞 → むくみ・痰・重だるさ(痰湿)

つまり中医学では
**「何が足りないか」だけでなく、「何が滞っているか」**も同じくらい重要です。

2) 陰陽:身体の“基礎バランス”理論

中医学の陰陽は、哲学ではなく 身体の状態の両面です。

陽=温める・動かす・外へ向かう力

陰=冷やす・潤す・落ち着かせる・内へ保つ力

陰陽の崩れ方は2つ

陰虚:潤い不足 → 乾燥、ほてり、不眠、焦燥

陽虚:温め動かす力不足 → 冷え、むくみ、下痢、疲労

陰陽は「どちらが悪い」ではなく、両方を見てバランスを戻す理論です。

3) 虚実・寒熱・表裏:診断のフレーム
虚実(きょじつ)

虚=不足(体力・機能・エネルギーが足りない)

実=余分・停滞(詰まり、炎症、緊張、過剰反応)

ここが最大の落とし穴で、

虚があるから補う → 実(詰まり)が強くなって悪化
ということが現場で起きます。

だから中医学は、
**「虚の中の実」「実の中の虚」**を見ます。

寒熱(かんねつ)

寒=冷えて動かない(代謝低下・循環低下)

熱=熱がこもる(炎症・興奮・過緊張)

熱も、必ずしも「元気」ではなく

実熱:炎症・怒り・赤い

虚熱:陰虚のほてり・空虚な熱

と分けて考えます。

表裏(ひょうり)

表=体表(風邪・皮膚・筋肉)

裏=内臓(消化器・循環・腎などの深部)

表の処理だけで済むのか、
裏の根本を立て直さないといけないのか、
ここが治療方針を決めます。

4) 「臓腑」理論:臓器ではなく“機能ユニット”

中医学の臓腑(五臓六腑)は、西洋医学の臓器と一致しません。



呼吸だけでなく、皮膚・免疫・気の巡りにも関係



胃腸+栄養吸収+水分代謝(痰湿の中心)



腎臓というより「生命力の根」
下半身の力・骨・耳・老化の軸

中医学は、
**全身を統合して働く“システム”**として臓腑を見る医学です。

5) 治療理論:「正気を助け、邪をさばく」

中医学の治療は原則こうです:

正気(せいき)=回復力

邪(じゃ)=滞り・炎症・余分なもの

だから順序がある

邪が強い時 → 先にさばく(通す・抜く)

その後 → 正気を補う(支える)

ここが、私の「手当」の理屈とも合います。

6) 結論:中医学は「回復の条件」を整える医学

中医学の理論を一言でまとめると:

人は流れで生きている。
病はその流れの乱れ。
治療は流れを邪魔しているものを外し、回復力を支える。

 

私のバランス=「人が自分で戻る力を信じて、任せて待つバランス」
 

1) 私が見ているバランス(中心)
私はずっと一貫して、
いま、その人の身体は安定しているか
上虚下実になっているか(上に気が上がりすぎていないか)
元気が回復の方向に向いているか(上向きの流れか、下向きか)
陰陽の両方を同時に見る
これを軸にしていますよね。
つまり私のバランスは
✅ 「現象」ではなく「流れ」を見るバランス
✅ 「結果」ではなく「方向」を見るバランス
です。

2) 私のバランスの最大の特徴
焦国瑞老師のバランスは「調整」で、
星野稔さんのバランスは「場で戻す」。
でも私は──
「その人の中の力に任せる」ことまで含めたバランス
ここが決定的に違います。
私にとってのバランスは
こちらが整える
ではなく
その人が自分で戻る余地を残す
こと。
だから私は、
声かけの距離をとる
余白を残す
依存を恐れすぎない
「助ける」より「邪魔しない」
という形をとる。

3) 私のバランスは「二重構造」
私の観ているバランスには、2層あります。
① 身体のバランス
上下・陰陽・虚実
→ ここは東洋的な観察
② 関係のバランス
近づきすぎない/引きすぎない
任せる/見放さない
→ ここが私独自の領域
つまり私は
✅ 身体のバランス
✅ 関係のバランス
この2つを同時に見ています。

4) 結論:私のバランスとは
私のバランスは、
「整える」ためのバランスではなく
「戻れるようにする」ためのバランス
です。
そしてさらに言えば、
バランスを「取る」のではなく
バランスが「起きる条件」を守る
これが私の型です。

 

1その人の身体の状態 上虚下実かどうか?身体が安定していればこころも安定してくる こころが落ち着いていれば、身体も安定してくる。
 

2その人がこれから元気になっていくか?逆かその方向性を見て欲しい。すこし元気が少なくても、上への方向であれば、心配ない。逆ならば心配になる。
 

3常に陰陽の概念で両方見て欲しい。
 

4もっと人間の持っている「ちから」をもっと信じて欲しい。それで、相手にもっと任せて欲しい

心理療法の専門家の方にお願いしたいこと
私は、心理療法にとても期待しています。
そのうえで、私が専門家の方にぜひ大切にしてほしい視点を、

4点にまとめます。
 

1. その人の「身体の状態」を観てほしい(上虚下実かどうか)
心の問題を扱うときも、私は身体の安定をとても重要だと考えています。
たとえば「上虚下実(上が虚で下半身が充実している)」のように、身体が安定してくれば心も安定してくるし、心が落ち着けば身体も安定してきます。
ですので、心理だけではなく、身体の状態が今どうなっているかも合わせて観てほしいです。
 

2. その人が「これから元気になる方向」か、逆方向かを観てほしい。

人は一時的に元気が少なく見えることもあります。
けれど大事なのは現在の量ではなく、
これから上がっていく方向か
下がっていく方向か
という流れ(方向性)だと思います。
少し元気が少なくても、回復の方向に向いているなら心配は

いりません。
しかし、逆方向なら早めに手を打つ必要がある。
この「方向」をぜひ観てほしいです。

3. いつも陰陽で両方から観てほしい
できれば一方向の理解ではなく、
良い面/弱い面
強さ/脆さ
進む力/止まる力
というように、陰陽の両面から同時に観てほしいです。
どちらか一方だけで判断すると、人の実像が見えなくなると感じています。
 

4. 人間の持っている「ちから」をもっと信じ、相手に任せてほしい
私は、人間には本来回復していく力・整っていく力があると考えています。
だから専門家の支援は、必要以上に導いたり管理するよりも、
その人の力を信じて、相手にもっと任せること
その姿勢が、結果的に回復を早めることが多いと思います。
以上の4点を、心理療法の場でも大切にしていただけると嬉しいです。
よろしくお願いいたします。

 

 

 

依存に関する立場の違い(全体像)
図①:依存への基本態度(中心の違い)
        依存が生まれる場面(援助関係)
                │
     ┌──────────┴──────────┐
     │                               │
【心理療法の多く】                              【私の立場】
「依存の芽」を早期に察知           「依存=悪」ではない
→ 境界を整え、距離を調整        → 余白を残し、同じ距離を保つ
→ 自立へ向かう方向づけ             → 相手の力が自然に立ち上がるのを待つ

図②:「近づき方」の設計思想の違い
心理療法(典型)
近づく→ 依存の兆候→ 距離を再調整→ 自立
   ↑              ↑                 ↑
観察する        リスク管理        境界・枠組み

わたし
余白を残す(引く)→ 安心が生まれる→ 役(その人)が入る → 自然な自立
       ↑                    ↑
   同じ距離               相手が前に出られる
(奪わない)

ここが核心で、私は「引く」ことが 冷却ではなく、むしろ 受容の形になっている。

図③:「依存」の定義の違い
【心理療法の多く】
依存 = 関係の中で起きる危険因子
     (癒着・退行・支配・転移の悪化など)
       → 予防・境界・見立ての対象

【わたしの立場】
依存 = 回復の途中で起きる自然な現象も含む
→ 依存を「禁じる」のではなく
   「奪わない距離」余白をつくり、相手が自分で戻る

図④:援助者の位置(水平線モデル)

わたしが重視している「同じ距離」「余白」は、援助者の位置づけに出ます。

(心理療法)支える側が上に立つ
      援助者
        ▲
        │  正しさ・指導・評価
        │
      相手

(私の立場)同じ高さ=水平線
援助者  ─────────  相手
   ↑      同じ距離        ↑
   │   余白・静けさ       │
   └── 奪わない ──→ 役が入る/自分で立つ

図⑤:結果として起きる「安心」の種類が違う
【心理療法】
枠がある安心(構造の安心)
「ここまで/ここから先はしない」
→ 境界の安心

【わたし】
余白がある安心(存在の安心)
「相手が前に出られる空間」
→ 自己回復の安心




 

私の気功とリハビリには
「お金」が
介在しない

気功でなくてもいい

その一言が
わたしを
さらに
自由へ
導いた

縛られるものは
何もない

自由だ

こんなにも
広く

光に
包まれたものとは
知らなかった

 

私の気功の会は、上手にできるかどうかを競う場所ではありません。
参加してもしなくてもいい。見ているだけでもいい。途中で抜けてもいい。
その自由さの中で、場が静かに受け入れの空気をつくり、身体と心が自然にほどけていきます。

始まると、一瞬であるレベルに達する人が多い。
それは私が「何かをする」からではなく、
そこにいる一人ひとりが、互いに支え合い、落ち着きをつくっているからです。

私はダンス(全身を動かす動き)も取り入れています。
動いたあとの気功は、より自然に“さま”になる。
楽しさが開き、無理に整えなくても、すでに整いが始まっているからです。

そして私は、技法よりも、
**「人はもともと光を持っている」**という信頼を土台にしています。
この信頼が、場の芯になっています。

気功養生(きこうようじょう)**とは、ひと言でいうと
気功を使って、体と心を整え、病気になりにくい生き方(養生)をつくること
(治療よりも「整える」「保つ」「回復力を育てる」ことに重心がある)
です。

1) 「気功」と「養生」を分けるとわかりやすい
気功 = からだ・呼吸・意識(こころ)を整える技法
姿勢(立つ・座る)
呼吸
動作(ゆっくりした動き)
意識(感覚・注意・いきおい)
この4つで「気(からだの働き)」を整える方法です。
養生 = 日々の暮らしで命を養う考え方
食事、睡眠、休息
冷え・過労を避ける
感情の波に飲まれすぎない
季節・体質に合う暮らし

2) 気功養生とは何をするの?
代表的にはこういうことです。

A. まず「気が巡る土台」を作る
ゆるめる(緊張を抜く)
伸ばす(背骨・関節)
温める(冷えを抜く)
→ これが“養生”の土台です。

B. 次に「気を養う」
呼吸が深くなる
下腹(丹田)が落ち着く
自律神経が整う
→ 元気の貯金を増やす感じ。

C. 最後に「病気になりにくい方向へ」
疲れが溜まり切る前に戻す
感情ストレスを体でほどく
体の声(違和感)に早く気づく

3) 治療の気功と、養生の気功の違い
とても大事な区別です。
治療気功:すでに起きた症状を対象にする(治す)
気功養生:症状になる前に整える(育てる)
気功養生は、基本的に
**「日常のセルフケア」**の領域です。

4) 気功養生の目的(核心)

結局ここに尽きます。
その人の“回復力(自然治癒力)”が働きやすい状態に戻すこと
つまり「何かを足す」よりも
余計な力み・詰まり・冷えを抜いて、本来の働きを戻す。

① 1行(名刺代わり)
気功養生は、呼吸と姿勢と意識で体を整え、回復力が働きやすい状態をつくる方法です。
② 30秒(初対面・質問されたとき)
気功養生は、病気を治すというより、体の巡りを整えて「回復しやすい土台」を作るものです。
ゆっくりした動きと呼吸で緊張をほどき、自律神経や内臓の働きが戻りやすい状態にします。
人が元々持っている力が働けるようにするのが目的です。

③ 1分(体験会・講座の冒頭)
気功養生は、体を操作する方法ではありません。
呼吸・姿勢・ゆるみを整えることで、体が勝手に回復していく方向に戻ります。
疲れや不調は「頑張りすぎ」「冷え」「緊張」「滞り」で起きやすいので、そこをほどきます。
外から治すのではなく、内側の働きを信じて整える。
それが気功養生です。

④ 2〜3分(“芯”の説明)
気功養生は、「元気を作る」よりも「元気が戻れる状態にする」方法です。
人の体には、回復しようとする働きがあります。
でも、緊張・冷え・無理・感情の抱え込みで、その働きが出にくくなる。
気功養生では、
姿勢を立て直し
呼吸を深くし
体の余計な力を抜き
気の巡りを回復させます。
すると、こちらが何かを“してあげる”よりも、
その人の中の力が勝手に立ち上がってくる。

私はそこをいちばん大切にしています。
気功養生は「技」ではなく、人間の回復力への信頼です。