「伏線回収、しねえのかよ!」という声が聞こえてきそうです。

すみません。

伏線を回収しにかかるシナリオがものの見事に爆死、

回収しようにもできなくなるという

一種の地獄絵図が出来上がったので

せめてここで回収させてください。

一応新しいシナリオを出して回収、っていうのも考えたのですが

今それをやったところでまた絶対に頓挫するというのが

私の考えです。不甲斐なくてごめんなさい。

 

さてシナリオに参加された皆様におかれましては

いくつかの謎、「ここ絶対そうやろ」みたいな

そういうフラグに気付かれてた方が多いと思います。(当社調べ)

そういうわけでこれからいくつかの記事に分けて

・コッペリウスについて

・シャウレイは何をしたのか

を主観に解説してゆこうと思います。

これら二つは本来出す予定であった

シナリオ群の根幹を成す要素であり、

謎を解明して真実を追い求めつつ、

様々な敵と戦って最終的にその首魁を討ち取らんとするような

流れにしたかったな! したかった!

まあ悔やんでもしょうがないのでちゃちゃっと行きましょう。

 

・コッペリウスについて

 イヴリン(小鳥遊)・アデレイドの生き別れた父親です。

 これはシナリオ中でも語られていましたね。

 また『アンネローゼ』『マルグリット』『リリアンヌ』という

 彼の作った人形の名前から

 『骸骨兵団』で登場した被り物の悪魔・マクスウェルを

 思い出した方も多いのではないでしょうか。

 はぐれ悪魔・製作物の名前が被るという条件から

 『マクスウェルはコッペリウスが演じているのではないか』

 といった問いかけを彼に投げかける方もおられました。

 まさしくその通りで、コッペリウスはマクスウェル同一人物です。

 

・コッペリウス=マクスウェル

 ただし、コッペリウスがマクスウェルを演じているのではなく、

 彼らは一つの肉体を共有する別人格であり、

 シャウレイがバロックに命じて作らせた

 コッペリウスの新たな人格がマクスウェルです。

 二人は肉体こそ共有しておりますが

 記憶の共有はされておらず、

 互いの事も認識してはいません。

 またコッペリウスが出てきている間は

 マクスウェルは完全に活動を停止しており、

 逆の場合も同じになるので、二人は自分の肉体に

 もう一人の自分がいることもわかっていません。

 コッペリウスが何度か『記憶がない』と言ってましたが、

 これは肉体をマクスウェルが動かしているせいで

 生まれてしまう空白です。

 

・作られた人格マクスウェル

 前述のとおりマクスウェルは

 シャウレイの命を受けたバロックが作り出した

 コッペリウスの後天的な人格です。

 バロックが扱う毒は調合することにより対象の精神に

 様々な影響を及ぼす事ができます。

 この能力を高度に応用して作った、という訳ですね。

 人格をひとつをまるっと作ったうえに色んなギミックを入れたので

 バロックにとってはかなりの大仕事でした。

 コッペリウスからマクスウェルへ、

 マクスウェルからコッペリウスへ

 人格の切り替えはシャウレイの意思によってのみ行われます。

 特定のワードや行動によって人格が切り替わるように

 バロックが作っております。

 またマクスウェルの性格については、

 シャウレイの指示を受けたバロックが、指示を独自に解釈して

 作り出したので、完全にシャウレイの思い通り……

 という訳でもないです。

 ちょっと思ってたのと違うみたいですが、誤差の範囲内なので

 そのまま……という感じです。

 ルー語っぽい口調で話すのは、バロックのオリジナルです。

 これはちょっとどうでもいい小話ですね。

 

 『恒久の聖女』の事件でも関わったマクスウェルですが、

 これは外奪さんとシャウレイが飲み友的な関係から

 シャウレイがマクスウェルを紹介した、みたいな

 超超裏設定があります。

 

 どうしてマクスウェルが作り出されたのか、というのは

 また後の記事で語るので今はスルーしてください。

 

 という訳で今回はこのあたりで。

 ごきげんよう。