手放しシリーズ第三弾~二極の概念篇~ | こころヲタクの研究室

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苦しいのはあなたがオカシイからじゃない!ただメカニズムを知らないだけ

手放しシリーズまだまだ続きます(笑)


 



前回のお話で出てきた、私の中の常識
『人間関係を破綻させるのはよくない事』

『全ての人とうまくやれた方がまあいいよね』
みたいな


○○がよくて、そうじゃないのがダメ

と言う二極の概念




これはふつ~に、当たり前に

信じてきた常識(と思ってるもの)なので

自分の中であまりに当たり前過ぎて

普段具体的に言語化する事はないので
いざ聞かれるとなかなか出てこないものなのだけど...




この概念が根っこに当たり前にあると

○○になりますように不安

▽▽になりませんように不安

と、不安定な結果に振り回されるわけで

不安と恐怖に囚われやすくなります




今の私が絞り出して言語化してみると
例えば...

・全ての人と仲良くするのがよい
・友達多いのがよい
・理由なく一人でいるのはおかしい人

・優しい人が正解

・怖い人はダメ

・人に不愉快な思いをさせるのはダメ

・パートナーシップがうまく行っているのがよい
・離婚は失敗

・失敗はダメ
・人に愛されるのがよい

・体調がいいのがいい

・病気はダメ、不幸なこと

みたいな?
(適当に書いたけど、当たり前・常識レベルの事だから言語化してないだけでめちゃくちゃある)




このAがいい、Aじゃないのダメって
二極の概念にとらわれていると...
 

 

・全ての人と仲良くできると→気分がいい
・友達多いと感じられると→気分がいい
・一人じゃないと感じられると安心する

・人に優しくできた→気分がいい

・怖い自分を封印できた→気分がいい(安心)

・人に不愉快な思いをさないで済んだ→気分がいい(安心)

・パートナーシップがよく見えた→気分がいい

・成功した→気分がいい

・人に愛されてると感じられた→気分がいい

・体調がいい→気分がいい

・病気じゃない→気分がいい(安心)




となると思うのですが

これに囚われ過ぎていると

結果がうまく行ってない時はもちろん苦しいし

結果が思った通りになっていたとしても

気分の良さはひと時のもので

今度はそれを失うことに不安や恐怖がわいて苦しい




不安定な結果に囚われることは

その結果を得られないと当然気分悪いし

その結果を得られたとしても

それはとても脆くて危うい砂の城...



そこに本当の安心はない...




究極の『安心』とは

この二極の概念を超越すること




つまり、

○○になっても

○○にならなくても

▽▽になっても

▽▽にならなくても

私の存在意義は揺るがない

と言うこと




つまり、さっきの例を使うと

 

・人と仲良くできても楽しいし、仲良くできなくてもそんな時もある
・友達?いても楽しいし、いなくても別に~
・一人でいたい時もあるし、人といたい時もある

・優しい瞬間も優しくない瞬間もどっちもあり

・怖いって思われる事もあるかもだけど、毎日そうなわけでもないよね

・人に不愉快な思いをさせることもまああるだろうね

・パートナーシップがうまく行っていっても、いかなくてもあり(てか「うまくいく」って何?)

・成功って何をもって?

・愛されるよりも愛したいマジで(by剛)

・病気になる可能性は誰にでも普通~にあるよね

みたいな?




とは言え

○○の現象が起こってほしいと思っていたのに

それが叶わなかったら...
 

▽▽の現象が起こらないでほしいと思っていたのに

それが起こってしまったら...
 

ぞりゃあ落胆するし、悲しいし、痛い

苦しくなっちゃうのが人間と言うもの




全く感情が動かなくなるのは
相当悟らないと無理だと思うけど




知識として、



具体的・物理的な目の前の物質や現象は

ただの外側
ただその瞬間そうなだけで
我々を苦しめる本質的な核は
そこではない




苦しみの核は
自分が握りしめている二極の概念から来る
ジャッジによる、自分自身の存在の否定





例えると
雨が降ったら濡れて気持ち悪い
小春日和は気持ちいい
雪が降ったら寒い
風が吹いたら気持ちよかった
嵐が来て家が壊れて絶望した
とかね




物理的に身体を持って生きている我々は

いろんな感覚を持ち合わせていて

その瞬間その瞬間それが入れ代わり立ち代わり

流れていっているだけ

そこにいい悪いはない

ただその瞬間そうなだけ

と言うシンプルな感覚だけのはずが




ここに
○○がよくて、そうじゃないのがダメ
○○が幸せで、そうじゃないと不幸

と言う二極の概念からのジャッジが入り込むと
そこから、思考をこねくり回して
存在自体への否定
苦しみの沼にハマると言う
理屈・メカニズム




これが頭でだけでも理解できたら
自分が握りしめている
二極の概念を突き止めて
それを手放すことができたら

世の中はとても軽くシンプルになると
思ってきませんか?




『当たり前でしょ~』
『常識でしょ~』
って感じてる『それ』が
あなたを縛る二極の概念
重い鎖なのかもしれませんよ~