　龍神の滝は、荒海山からの流れを集めた荒海川に架かる滝の一つです。

　雨乞いの神としての龍神様を祀る小さな祠がすぐそばにあります。

小さな滝ながら、滝壺の美しさが特徴的であり、その碧色から「ブルーフォール」と呼ばれる龍神滝。

　数日前にかなりの降水量があった会津地方、水量も多くなって迫力のある滝の流れでした。

　地区に伝わる古文書によると、享保6年（1721年）の7月から8月にかけて村一帯が旱魃（かんばつ）に見舞われていたことから村の百姓が共同で雨乞いをするため、龍神様を建立したと記されているそうです。

　クマの出没が気になっていたのですが、しばらくすると渓流釣りの方がやってきました。イワナがめあてだそうな。

　流れが強く滝つぼは激しく渦巻いていました。

　紅葉の時期には、錦織なす周りの景観と滝の流れが美しい景観を見せてくれることでしょう。

緑陰の龍神滝