ソチはもちろんロシアにあるので、ボルシチなどのロシア料理も食べられているのですが、地図を見ていただければお分かりのように、ほぼグルジアに近い位地にあり、コーカサス地方独特の料理もよく食べられています。
先日もテレビ局で、ソチで食べられている料理をリポートした映像の中の、ロシア語を日本語に起こす仕事をしてきましたが、そこでもやはり食べられていたのは、コーカサス料理(グルジア料理)の『ヒンカリ』というものでした。
ヒンカリとは、大きな小籠包のようなもので、ひき肉やハーブが混ざったものを小麦粉で作った生地で巾着のように包み、蒸し上げた料理です。
モスクワでもグルジアレストランやグルジア料理はよく食べられますので、気軽に試す事ができます。
また、ロシア料理のペリメニ(ロシア版水餃子)と同様に、冷凍のものを買って来て、自宅で茹でて食べることも出来ます。
たとえば、私がモスクワに住んでいた頃、よく利用していた精肉店『ミャスノフМясновъ』にもオリジナルのヒンカリがあります。
こちらがそのサイト。
http://www.myasnov.ru/kitchen/recipes/recipe-218/
持ち帰った後の調理の仕方がミャスノフのサイトで紹介されています。
ちなみに、日本では、吉祥寺の『カフェロシア』(0422-23-3200)に事前に電話で注文すると同じようなものを買うことができます(ただし、まとまった個数の注文が必要です)。
ご自宅で茹でて、ソチにいる気分でオリンピックを楽しんでみてはいかがでしょうか?
上記サイトの食べ方のレシピの翻訳を載せておきます。
• Хинкали МясновЪ - 1 кг ミャスノフのヒンカリ 1キロ
• Сметана 15% 200г термостатная ГОСТ МясновЪ ФЕРМА - 3 ст.л. (по желанию), サワークリーム(15%のもの、とありますが、日本では40%しか売られてないため、生クリームで薄めるとよいでしょう)
Варианты
Варианты
• Вода - 2-2,5 л 水 2-2,5ℓ
• Соль - по вкусу 塩(適量)
• Перец чёрный - по вкусу 黒こしょう(適量)
• Чеснок - 1-2 зубчика (по желанию)にんにく 1-2かけ(お好みで)
• Свежая кинза / петрушка - 1 пучок (по желанию) フレッシュハーブ(パクチー/イタリアンパセリ)1束(お好みで)
Приготовление:作り方
1.Опустите хинкали в кипящую подсоленную воду. После того, как они поднимутся, варите ещё 10-15 минут. Не стоит помешивать хинкали, чтобы не порвать тонкое тесто и не выпустить бульон.Приготовление:作り方
塩を入れて沸騰したお湯にヒンカリを入れます。浮かんで来たら10-15分茹でます。ヒンカリの皮は薄く破れて中の肉汁が出ますので、かき混ぜないで下さい。
2.Готовые хинкали перед подачей обильно посыпьте чёрным перцем.
ゆであがったら盛りつけの際に黒こしょうをふって下さい。
3.Хинкали можно сдобрить соусом из сметаны, измельчённого чеснока и кинзы/петрушки.
サワーソースを加えたり、細かく刻んだにんにくやパクチーやパセリを添えても良いです。
4.Едят хинкали руками, удерживая за верхнюю "пимпочку" (её не употребляют, т.к. после приготовления она остается жесткой). Следует аккуратно надкусить хинкали и выпить вкуснейший бульон.
食べる時は、手で、巾着の口の方を持って(茹でた後は固くなるので大丈夫です)、気を付けてひとかじりしてから中の肉汁を飲んでから食べて下さい。