夜が開けました。列車はゆっくり進み、小さな駅で停車します。人々が目を覚まし、順に洗面に向かう足音。手前の駅で降りる人が荷物を降ろす音。夜明けのこの雰囲気が大好きです。
窓にかかるカーテンにはちゃんと行き先が。快適性はあまり整えられてないのに、こういう細かなインテリアに気を配ってあるのがロシア風。
![Москва, Любовь Моя-寝台行き](https://stat.ameba.jp/user_images/20120312/02/kvartira53/d8/1b/j/t02200165_0320024011846527280.jpg?caw=800)
昨日イーゴリさんから「キエフに来たらこれを食べなきゃ!」とお土産にもらった『キエフスキー・トルト(キエフ風ケーキ)』すごい見た目で驚きましたが、中身はナッツ入りのさくっとしたメレンゲ。意外な美味しさにみんなであっという間にいただきました。甘ーい朝食。
![Москва, Любовь Моя-キエフトルト](https://stat.ameba.jp/user_images/20120312/02/kvartira53/7f/09/j/t02200293_0240032011846531616.jpg?caw=800)
なんといっても寝台列車の楽しみ。車掌さんにお願いすると紅茶を持って来てくれます。レモン入り一杯6フリブニャ(60円)。この銀の部分にはちゃんと鉄道会社の名前が彫ってあります。
![Москва, Любовь Моя-カルパチア寝台](https://stat.ameba.jp/user_images/20120312/02/kvartira53/09/96/j/t02200165_0320024011846531615.jpg?caw=800)
列車をおりるとイヴァノ・フランキーフスクの町。地方都市ですがそれなりの広がり。今年マクドナルドも出来るそうです。ここから乗り合いタクシーで2時間ちょっとでカルパチアに着きます。だんだん雪をかぶった山脈が見えて来ます。これが教科書で習ったカルパチア山脈。
タクシー代は500フリブニャ(5,000円)。気のいいおじさん、途中で車を停めて、山脈をバックに家族写真も撮ってくれました。そしてブコベリのロッジに到着。二階建ての一階部分(寝室2、リビング1)を借りています。朝食バイキング付一家5人でなんと1泊8,000円ほど。
![Москва, Любовь Моя-bukoロッジ](https://stat.ameba.jp/user_images/20120312/02/kvartira53/1f/72/j/t02200165_0320024011846535129.jpg?caw=800)
この日はもう滑る時間もあまりないのでスキー場の偵察。コースはそこそこ。リフトもなかなか整ってる感じ。モスクワのTバーリフトとは違います。さすが。まもなくラディソン・ブルーホテルもオープンの予定。東ヨーロッパ随一のリゾートを目指します。
なんといっても魅力はその自然と、物価の安さ!スキーレンタル代。最安で一式500円で借りられます。こちらはゲレンデ至近のスキー場オフィシャルのレンタル。フリブニャはほぼ10がけで日本円になります。一日この値段でヘルメット、ブーツ、ストック、スキー一式です。ちゃんとブランド物です。私たちのはだいたい800円(子ども)から1200円。この日は連休にあたるためちょっと高かった。
![Москва, Любовь Моя-bukoレンタル料](https://stat.ameba.jp/user_images/20120312/02/kvartira53/7f/75/j/t02200165_0320024011846535133.jpg?caw=800)