病気が発症した時、ショックだったのは母が母で無くなってしまったことでした。
何かわからないことを言い始めたり、人のことを気にかけて、家族のことを心配していた母が、自分のことで精いっぱいになってしまったこと。
そうなったことに母も落ち込んでいて、何かすると「ごめんね」「なんにもできなくなって」と話していました。
そして、どんな時も決して言わなかった「仕事を辞めてそばにいてほしい」とまで言っていました。
仕事上、お休みで過ごしていても呼び出されることは多々。
最悪なのは夜勤者が休むと言って、急に夜勤に入らなくてはいけなくなること。
休日で、さあそろそろ家族でご飯にしようといったときにその電話は鳴ります。
母の病気が発症した時には、母は泣きながら「なんにもできなくてごめんね」「迷惑かけてごめんね」と、仕事に行く前に慌てて家事を片付ける私に言い続けていました。
昨日のこと、母と一緒に夕食を作っているときにまさかの夜勤者欠勤の電話。
母は「いいよやるから、座ってて」「大変だね」とねぎらっては気にかけてくれていました。
発症から1年半。認知機能が落ちてきている気がして不安が大きくあります。でも、母の人格というかそういうものは変わらず。
この日々が長く続くことを願うばかりです。