タイトル適当すぎて申し訳ない。
久々の更新は、話題の映画「シン・ゴジラ」の感想です!
注意多少ネタバレが入るので予めご了承ください注意
私が観に行く直前はYahoo映画レビューの評価は☆4.2。めちゃくちゃ良いじゃん!!
ワクワクして友人たちと集合したら、ある友人がこう言った。
「なんかねー、面白いけど会議のシーンばっかりだって聞いたよ」

え……ゴジラは?っていうか会議ばっかりって何??私理解できるかな……??

これはもうゴジラが出てくる場面しか楽しめないかも。だって会議とか難しそうだもん、話わからないかも。そこで興奮していた気持ちも少し冷め、平常心で映画を観てみたところ、予想通り会議で言っていることよくわかんなかった
ここでもう海野は1800円をドブに捨ててボーッとシートに座り無駄な時間を映画館で過ごして映画が終わったら「めっちゃつまんなかった」って不機嫌な顔して友人にこぼしたと思いますよね。
でも面白かったんですよこれが!!(ちなみに私はゴジラマニアではありません
まず、作中の政治家のセリフ、すごく聞き取りづらいです。権力があり年がいってる政治家はしゃがれた声でボソボソしゃべる。主人公・矢口と、彼が中心となったチーム(対ゴジラ作戦を練り実行するチーム)が意見を出し合う場面では皆早口。
でも、あらすじを理解するのに必要な言葉ははっきり聞こえるし、誰かが簡潔に話した内容をまとめてもう一度言ってくれるから大丈夫。
早口なセリフも一字一句全部理解しようとせず、なんとなーく聞いて単語を拾っていけば言いたいことは大まかにわかります。
年配のボソボソ喋りと、政治家が多忙故にすべてに『簡潔な説明』を求めている部分はよく特徴を捉えていると思いました。
政治家達がいちいち人間臭さ醸し出しててところどころ笑いそうになりました。
例えば、ゴジラがいるとわかる前に、何故海中で噴火のような現象が起こったのかという議論を政治家たちがしている時、憶測で2つの可能性をあげたが専門家からしたらそれが原因である可能性が低いと言われているのに他の原因が思いつかないから無理やり何が原因かを結論づけさせ、すぐにその現象に対応するための会議に移ろうとする場面がありました。
あ~、わかるわかる。私もせっかちだから早く結論付けさせて次の仕事に行きたくなるのわかる。
あと、ゴジラの出現について総理が国民にこの事態を説明する会見が開かれることになるのですが、会見前に補佐役(?)っぽい人が、「憶測を話すのではなく原稿のままに読み上げてくださいね?」と念押ししていたのに、いざ会見が始まると、総理は原稿をアレンジして断言してしまうんです。
「巨大生物(ゴジラ)の上陸は有り得ません」と。
けれどゴジラはすでに蒲田に上陸。会見のすぐ後にゴジラ上陸の知らせを聞いた総理と補佐役の人の会話がまた人間臭い。
総理「何?上陸は有り得ないって言っちゃったぞ」
補佐「だから事実だけを話してくれと言ったでしょう!?」
総理「言いきらないと国民は安心せん!!」
うわ~。めちゃくちゃ気持ちわかる。身に覚えがありすぎる。
「○○かもしれない」ということを仕事で誰かに説明しなければならない時、どこまで自分の責任ではっきり断言するか。責任とりたくないからできればあやふやな情報を伝えたい。でも、どうしても断言を求められることは仕事中結構あります。(私事務職だけど営業さん達はもっと多いのかな……)
総理もこの会見の後の国民の気持ちを考えて言ったみたいだし責める気持ちにはなれない……(実際こんなこと起こったらブチ切れると思う)

政治家が人間臭くて笑う、と書きましたが笑う場面は人それぞれ。2回観ましたが笑いあがってるところが全然違った。共通しているのはエヴァの音楽が流れた時に近くの席のエヴァファンっぽい人が「ふふっ」って笑い方したぐらいかな。

さて、ゴジラが出る場面に話が変わりますが、ゴジラが街を破壊するシーン。
とにかく迫力満載
ゴジラを最初に観た時の感想→「やべぇ。目がイッてる。こいつはコミュニケーションとれねぇ……っていうかキモい」

この「コミュニケーションとれねぇ」って感想が出て来たのは、確実にNHK番組「漫勉」で藤田和日郎先生が言ってた言葉に影響されてますね。(公式HPの動画内で言ってるかはわかりませんが。この番組オススメ。9月に新シーズンやります→http://www.nhk.or.jp/manben/fujita/)


ゴジラ以外では、逃げ惑う人々、破壊される街の映像も現実の世界で起こっているんじゃないかと涙が出そうになりました。(東日本大震災の津波の動画を見たことがフラッシュバックしました。製作側もそれを意識しているように思いました)
これを観ると、「ゴジラに比べて我々人間や人間が作りあげたものってなんてちっぽけなものなんだろう」と打ちのめされました。
ちなみに作中では会議の名前、地名が字幕(っていうのか??)で出てくるのでそれを確認したところ、恐らく弊社は全壊です。
ここで、「ゴジラとは一体何を意味(象徴)しているのか?」「何故ゴジラは人間の街を破壊するのか?映画はそれで何を伝えようとしているのか??」という考えを頭の中で巡らせたら野暮ですよ。ここはその迫力を存分に楽しみましょう。個々の考察はそれから。
製作側がそういう姿勢で観てほしいと思っているのか、散々作中で言ってますからね。「彼はただ歩いてるだけですよ」って。

あ、他にも書きたいことあるけど時間切れなのでひとまずここでレビュー終了。
久々更新の挨拶の記事も書くつもりなのでまたこの記事も編集するかもしれません。
私が言及をしたかったことが他にもあったからメモだけ。

・石原さとみはウザい女として登場させていた。エヴァで言うアスカ的なポジション。
・ゴジラの尻尾、確実に人間の骨が組み込まれている。そして尻尾は小ゴジラでもある。

すみません。取り急ぎレビューでした!!また会いましょう!!(中2病が治っていない証拠がここにも……)