死亡原因に見る我が国の健康の動向
生活習慣が欧米化して久しく
病気の内容も変遷してきましたね。
痛風は周り近所に大勢。
「おれ 痛風、 糖尿もやばい!」なんていう30歳の若者も…
私みたいに50を過ぎると、周りには
「血圧の薬が手放せなくって!」という会話は日常茶飯事
あ~ 病気との付き合いも長くなりそう~
ってな感じです
ここ近年結核などの「感染症」での死亡原因が大幅に減りました。
代わって生活習慣にかかわる病気、「生活習慣病」が上位を占めるようになりました。
喫煙が、がんや脳血管疾患、心疾患、糖尿病などを。
食塩の過剰摂取が胃がんや脳血管疾患、高血圧の発症リスクを高めています。
主な死因別死亡数の割合は…(2014年)
1位 悪性新生物 28.9%
2位 心疾患 15.5%
3位 肺炎 9.4%
4位 脳血管疾患 9.0%
5位 老衰、事故、自殺、その他に…
これはまず食生活の要因があげられます。
1.栄養の偏り(野菜よりも肉類、脂類)
2.食生活の欧米化
(ア) 加工食品や外食食品には動物性脂質が多く含まれる
(イ) 動物性脂質や砂糖の過剰摂取は動脈硬化の危険因子
3.食塩の過剰摂取
(ア) 1日あたり男性8.0g未満、女性7.0g未満が目標です
4.カルシウム不足
5.生活様式の変化と食生活への影響
(ア) 単身世帯が増え、うち(内)食から外食へ、そして調理された食品を家庭で食する「中食」が増えてきている。
(イ) 中食は外食同様、食塩や脂質が多く、過剰摂取になりやすい
続いて生活の環境要因といえば
1.運動不足による健康への影響
(ア) 酸素摂取量の低下、心肺機能の低下、骨密度の低下、筋力・筋量の低下、インスリン感受性の低下(糖質の代謝異常を起こす)
2.生活リズムの乱れ
(ア) 本来朝起きて日中活動し、夜は眠る。そうした生活リズムが崩れ、24時間絶え間なく動いていることによる生活リズムの乱れ
(イ) 頭痛、疲労感、集中力低下、食欲不振、月経不順、便秘、免疫力低下などが起こる
3.休養に対する消極性
(ア) 単なる休息以外に、スポーツ、旅行など趣味の活動により積極的に心身の疲労回復がでいないことをいう
(イ) 休養の「休」は身体的、精神的な癒しを意味し、「養」は栄養、睡眠などで自らの体を養うことを意味する。
(ウ) 最近はスポーツクラブが流行っているのは、こうした運動不足を解消するための需要が高まっていることがあげられる。積極的に利用してみてはいかがでしょうか
4.社会的な要因も
(ア) 情報化の不適応(ストレスの増大)
① ひとりひとりにパソコンが与えられ、時間と距離の感覚がなくなり、顔が見えない相手との交渉など情報化社会が変化した
② 携帯電話があるため、お休みの日もおちおち休んでいられない。昔は会社に電話があれば「今日は○○はお休みです」で済んだのに、家で休んでいても手元の電話にはかかってきてしまい、対応せざるを得なくなる。
(イ) 情報化によるコミュニケーションの多様化
① 情報交換が口頭や電話での会話ではなく、メールやLINE、SNSなど表現の方法が変わってきた。
(ウ) 世帯構造の変化
① 大家族から核家族へ、そして独身族が増え単身の家族が増えてきた。「人と人のつながり」が希薄になってきた
② 超高齢者も一人暮らし。男性、女性の一人暮らし。など将来への不安が増えてきた
(エ) 超少子高齢社会
① 高齢化社会ではなく、すでに目の前は腸高齢社会。働く人口が減り、働かない高齢者が増え、社会の基盤が大きく崩れ始めている
(オ) 若年層の雇用問題
① 近年は売り手市場とされているが、30代~40代の時代は就職氷河期であったため、正社員になれず非正規雇用に甘んじている世代が多い。
② 一度非正規となるとなかなか抜け出せず、賞与もない退職金もない雇用期間も不安定な生活を強いられる
③ この世代がもう少しすると高齢化となり「非正規シングル世代」が働き盛りの世代を圧迫していく
④ フリーター、ニート、引きこもりが社会問題となる
これらの要因が健康を維持するための「健康阻害要因」となり、さらに健康寿命と平均寿命の差が広がることが懸念さ