国政選挙


結果、自由民主党が大勝した。・・・〔H24年12月16日(日)深夜判明〕           国民の側からすれば最悪の事態だけは免れたから正直良かったと思う。


〔国内外の道は、信号無視でよっぱらって突進してくる車がいるかと思えば、スパイ養成のために人さらいをする国、ミサイルを人工衛星という国もある。

そういうきたない現実は認めたくないというのはその人にとっては美しいことかもしれないが、それを放任していることで妻子が殺されることになってもよいのか。防御国防を考えない国の安全があるのか。と考えるのが国際政治だ。目をそらすだけでは事態は変わらない。)


 気の毒なのは民主の船頭・総理の野田さんで、民主船頭としては3人目だったが、前2者の船頭がまるで意識先行の素人で、船底などあちこちに穴を空けたオンボロ船にしてしまっていた。それにしては野田さんは良くやられた。


内輪の目立ちがり屋さんが思い付きばかり言ってTPOゼロ。支えないどころか足を引っ張ってくれたので、自民の安倍総裁は 意地悪なことを言わないで済んだ。あんなに内輪ががたついていて議院内閣制とはこれいかに。 



ところで、なにも国政に限らないが、いまの選挙〔制度)くらい訳が分からないものはないとも思う。とは言うものの、なんとなく選挙結果の想像がつくといえばつく、つかないと言えばつかない・・・から妙だ。


ちょっと考えてみる。

まあ、一口で言えば選挙とは得たいが知れない一種の化け物だ。先ずはっきりいえることは、日本の国会は「議院内閣制」だ 注〔議員内閣制ではない〕 ということである。しかし実体は「世論内閣制」というに等しいと思う。



多数を占めた政党が内閣を作りこれを支えていく政党政治のシステムであるはずだが、その基礎が崩れたり、信任を失ったり、てんでばらばらな行動をとるのだから多数も安定も、リーダーシップもない。遠からず解散か総辞職になってもふしぎはなかったわけだ。


(課題メモ)

①普通、日本では芝居なんかの掛け声で「いいぞ、大統領!!」ということはあるが、感じとして大統領制は力が強いとおもわれている。したがって大統領制なら、総理大臣より「決める政治」が出来ると見られている。


②ところが、理論的には議院内閣制のほうが強力にやれるはずなのである。多数党が内閣を作ってその多数党が総理大臣を出すのだから。そこには理想的な人間しか想定されていない。同じ政党人が足を引っ張ることを計算に入れていない。


③日本の場合は、どんな制度でも、常に大衆とメデイアが騒いだほうを世論だ世論だそれに反するとは何事だといってぶれる。むしろぶれているのに反省をしているなどと誉めたりしている。大衆が自ら選んだ政府や間接民主主義を認めていない。こうなるともはや制度以前の問題ではないか。




④いったい現在の日本は、どんな政治制度をもっているつもりか。国は「議院内閣制」、地方は「大統領制」だが、なぜそうしたのか?



未定稿