逆転の選挙制度論






テレビや新聞を見ていると、何やら野田政権が消費税を上げよう(5%→10%)としたところ野党慣れでもあるまいが、自民党が下手な反対をしている構図がみえ隠れしている。

分らなくはない――。それはサテおく。




そうすると、国民に信を問うべきだ・・という、例の言い草が出る

・・・が、これもサテ置く。




そうなると「選挙」になるが、またぞろ「昔の中選挙区は良かった」。「今の小選挙区比例代表〟並立制〝がいけない。」「連立制〝にすべきだ」などと、言い出した。

どうでもいい制度論ばかりを言いたて、新聞はどこがどれだけ減るなどとシュミレーションしてみせる。もっとも並列と連立では、それこそぼっこう違う。



問題はその心は?ということである。ここが大事だ。




我が党にとって、どういう選挙制度がいい。都合がよろしい・・・というだけでは、国民(市民)抜きの論議だからダメだ。



少なくとも。より良い政治にするための選挙制度を問題としているのだから、しかるべき目的、理念からみてどういう選挙が国民市民にとって幸せなのか――と、こう来ないとダメだ。



なのに政治の理念・目的を語ってくれない。



こう考えると、現状の論議は、論理が「逆転」している。技術論は目的理念の後に来るべき論議のはずだ。  まず順序が違うといいたい。







    了