私、たまに不思議体験をするので、オカルト肯定派です。

だって不思議な事ありますから。

母も子供の頃臨死体験をしたり（テレビの無い時代の事です）、父もたまーに不思議体験をする人だったので、我が家では親戚含め「完全否定」の人はいませんでした。

今日は、そんな中でも子供の頃の体験で「あれは不思議だったなぁ」というお話を。

未だにホントに不思議なんです。

一つ目は、私が小学校4年生か5年生頃の事だと思うのですが

家族でNHKの生き物の番組（今でいうダーウィンが来た！みたいなやつ）を見てた時。

世界でも相当珍しい「蛾」の話でした。

私は虫は苦手でしたが、その蛾は真っ白でとても綺麗だったので家族で見入っていました。

すると！

テレビの後ろからかなり大きめの、テレビに映ってるのとほぼ同じ見た目の蛾が飛び出してきたんです！

あれは夏のことで、窓全開で網戸もしないでテレビを観ていたのですが、家族全員でビックリしている中、その蛾は優雅に飛び去ってしまいました。

今ならスマホですぐ動画撮るところですが、時は昭和50年代。すぐ手元にカメラがある時代ではありませんでした。ましてやビデオなど。

残念でしたね～。本当に不思議でした。

もう一つは学校での事なんですが。

5年生の時です。

ある昼休み、給食の後体育館で遊んでいたら、ステージ横の準備室に着物を着た女の子が立っているのに気づきました。

すごくかわいいおかっぱの女の子で、真っ赤な着物を着て入り口から2メートルくらいの所に立っています。

日本人形を人間にしたような感じで、年の頃は10歳位？自分と同じくらいかな？と思いました。

絶対に学校の生徒ではありません。

小さい町なので、町の子は大体知り合いでしたし、第一普通の日の昼休みに子供が一人でそんなところで着物を着て立ってるなんて変ですよね。

最初にその子を見たのが私だったのか、その時私が一人だったのかは完全に忘れちゃったのですが、それからしばらく毎日クラスの皆で見に行きました。

毎日そこに立ってるんです。

私達はただ立ってお互いを見つめあうだけで、それ以上何もしなかったのですが本当に毎日いたんです。

クラスメイト全員に見えていたのかどうかは私にはわかりませんが、日に日に見に行く子の数は増えて行ったと思います。

ある時、その子が立っている横に障子がありました。

学芸会で使うのかな？なんて思ってそれほど不思議に思いませんでしたが、障子の枠の一つに紙が貼られていなく、ぽっかり空いた四角の中にあったのは張り子のようなキツネの顔。

そのキツネは白い紙でできたようなキツネで、目が緑色に光っていました。

女の子は障子の横にいつものように立っています。

すると、そのキツネの首がくる～んと一回り。

私達、誰も怖くなくて、キャー！と言う人もいなかったし逃げる人もいなくて、

ただただ「不思議だね～」っていう感じで見ていました。

その年の学芸会、あのキツネと障子が登場するかと思っていましたが（ごんぎつねでもあるのかな、と思ってました）そういう出し物はありませんでした。

多分、あのキツネを見たあたりで、学校から「昼休みにあそこに立って準備室を見るのは禁止」と言われ、それ以来体育館通いの習慣はなくなりました。

恐らくその後も準備室に入ったり見たりすることはあったと思うのですが、あの女の子に会えた事はありません。

あの子誰だったんだろう。

40年ほど前の事ですが、今でも不思議です。

ちなみに学校は新しい建物で、当時築12年とか、私たちと同じくらいの年齢（？）の学校でした。

だから怖くなかった、っていうのもあるかもしれませんね。

この話、家でしてたのかなぁ。

私は両親に学校での出来事を相当話すタイプの子供でしたが、この話をしたかどうかは覚えていません。

「夏だから」って言いましたが、全然怖い話ではなくて恐縮です笑。

悪いものではない感じがしていました。

話しかけてみたりとかしたんだったかなぁ。

顔立ちは忘れてしまいましたが、何となく全体像は覚えています。

座敷童？！

にしては学校がお金持ちになったということもなく笑

あ、でもその年私はある事で全国1位になりました！関係ないかな？笑

皆も同じもの見てたのかなぁ。

その後私は町外の中学校に進んだので、小学校の同級生をその話をしたことはありません。

皆覚えてるかな。

不思議な事ってやっぱりあるんですよね～。

夏なので不思議な話