クラブW杯優勝のレアル・マドリードと、リーガエスパニョーラで独走体制にはいるバルセロナの試合が、
アジア市場に合わせた12月23日(土)夜の8時に、レアルの本拠地で、試合が始まった。
キックオフから、レアルが、首位を走るバルセロナな強力なタレントを、マンツマーン気味に、おさえ
ながら、絶対に勝点3を求められる攻撃をしかける。バルセロナは、シュートどころか、メッシ、スワレス
にボールタッチすら許さない。レアルも、立ち上がり、ロナウドのヘディングシュートは、完全なオフサイド。
ボールをキープしながら、決定機までは、作れない。
スコアレスの中、後半、レアルのマンツーマンに、対して、メッシが、とうとう、下がってボール奪取と
ゲームメークに参戦を始める。運動量を多くして、マークを惑わせる。バルサは、前半、ボールの奪い所
が見えないのか、あえて、奪いに行かなかったのか、首位でアウェーであることを思うと、頷けた。
が、バルサが、カンターで中央突破して、右サイドから最後は、左サイドのスワレスが、一発で決める。
ここにいたる最高峰の駆け引きが試合を決めた。
バルサは、後半、前半のようにマンツーマンのような相手の動きをみて、どこで、ボールを奪うか、
明確にする。
その後もバルサのサイドこらの攻撃からのシュートは、レアルのハンドを誘う決定的なシュートで、
レッドカードで退場。メッシが簡単にPKを決めて2-0。ダメ押しも、メッシの右サイドからの左足アウトサイド
でのマイナスのパスで、バルサが、3-0。
写真は、ノジマステラ(なでしこリーグ長野パロセイロレディース戦)の円陣。
12月24日、クリスマスイブ、皇后杯の決勝、日テレベレーザとノジマステラの間で、ヤンマースタジアムで
行われた。ノジマは、千葉戦に続いて、アンカーに、高木をおき。日テレの多彩で強力な攻撃に対応する。
日テレは、なでしこジャパンを7人ようして、東アジア選手権でも戦い疲れている中、予想どおり決勝に
こまをすすめた。ノジマが、千葉の時のように、ハードワークして、日テレのバス回しをなんとか封じる。
日テレは、ショートパスが難しならと、センターバックの岩清水が、どの試合でも、いつも狙っているように、
ノジマの高いディフェンスラインの裏を正確に、ロングボールを2回通した。田中と阪口が抜群のタイミング
で飛び出し、ループシュートを決める。日テレが2-0とリードする。
ノジマは、日テレのパス回しでは崩されることはなく、粘り強いハードワークでよく戦う。
後半は、更に、日テレのパス回しを、高い位置でボールを奪って、連携して、コーナーキツクを奪うように
なった。ノジマのコーナーキックは、田中陽子の正確にキックに、南野、高木の高さがあるから、シュートまで
もっていける。日テレは、後半、若手の注目株の植木を投入し攻撃の手を緩めない。
日テレは、中盤でボールを奪うと、田中がディフェンスラインへの速い飛び出しでシュートを決め、
3-0と試合を決定づける。
パス回しでゲームを作れない時は、岩清水や阪口はどうするか知っている。可憐なパス回しの内容よりも、
一本のシンプルなロングボールと結果にこだわり、勝ちにいったのが印象的だった。
つまり、日テレも、バルサも常に、状況に応じて、どうするか、自分たちで判断して、正確に、得点に結び
つけられる。そこが、本当に強いとチームである。サッカーの醍醐味を感じた、クラシコと皇后杯決勝だった。