パキスタン 大使を巻き込んだ「墜落」 | KUUTV(くーてぃーびー)

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くうのにゅーすどうがのかきおこしをよういしたわよ。
ほぼまいにちとどけてあげるわ。

パキスタン北東部で8日、各国の大使を乗せた軍用ヘリコプターが墜落しました。
今日はこのニュースです。

死亡したのは、ノルウェー大使、フィリピン大使のほか、マレーシアとインドネシアの大使夫人。
また、パキスタン人パイロット2人と、軍人1人も死亡しました。

ケガをしたのは、ポーランド大使とオランダ大使でしたが、このニュース、扱いが非常に小さいのです。


この墜落は、パキスタン外務省が主催した3日間のツアー内に起こった出来事で、招かれた大使らが4機のヘリに分乗。
うち、17人を乗せた1機が墜落したものです。


墜落の後、反武装勢力「パキスタンのタリバン運動(TTP)」が犯行声明を出しました。

TTP報道官は、
「TTPの特殊部隊が地対空ミサイルで、パキスタン軍のヘリを撃ち落とした。」
としており、パキスタンのシャリフ首相を狙ったものだと主張しています。

「彼(シャリフ首相)は別のヘリに逃れたが、我々は今後も特に、シャリフ首相と彼の仲間を標的にする。」
と警告しています。


問題は、ここからです。

パキスタン政府は、今回の事件を、「墜落」「事故」「技術的欠陥」とする記者会見を開きました。

日本の報道では、これ以上のことは報じられていませんし、後日談も報じられていません。

一体なぜ「事故」と片付けるのか、真相が分からないままです。


欧米の報道も、日に日に小さくなり、昨日の段階で、報じる記事がありませんでした。

特段、上記以上のことは報じられていません。

日本の大使は無事でしたが、この事件、各国の大使を巻き込んだものです。

欧米では速報で流れましたが、小さなニュースではないように感じます。