★鍵があるのに金庫が開かない
＊トラブル状況
普段からダイヤルは合わせたままで、鍵を回して金庫の扉を開けようとしたら、なぜか急に開かなくなってしまった。これは、手間を省くために、ダイヤルを常に合わせたまま鍵だけで金庫の開閉を行っている場合によく見られるケースです。
＊解決方法
ダイヤルを正しい番号に合わせれば、正常に金庫の開閉が行えます。
ダイヤル式の金庫をご使用の方の中には、ダイヤル暗証番号を忘れてしまったり、開けられなくなるのが不安で、ダイヤルをガムテープなどで固定して動かないようにして、いつでも開けられる状態にしている人がいます。しかし、この方法では、ダイヤルは完全には固定できていません。
例えば引越しで金庫を持ち運んだ際に振動を与えてしまった場合や、地震などの自然災害で
ダイヤルが少し動いてしまう場合があります。たとえダイヤルが動かなかったとしても、ダイヤルと連動している「タンブラー」という内部装置が動いてしまうことがあります。また、テープで固定していると誰でも開けられる状態なので防犯上よくありません。
基本的には、金庫は普段からダイヤル番号を合わせて開閉するようにしましょう。ただし、ダイヤル番号の控えなどを紛失してしまうと、開錠することができないのでダイヤル番号の控えは紛失してしまうことを想定し複数コピーしておくようにしましょう。また、ダイヤル式のように左右への回転が面倒だと感じるのであれば、テンキー式（ボタン式）やマグネットキー式、カード式などへの買い替えを検討してみるのもいいでしょう。
★鍵が空回りするだけで金庫が開かない
＊トラブル状況
ダイヤル番号は間違っていないのに、鍵を挿してどんなに回しても開かない。
ダイヤル番号が正しく、鍵も持っている（間違っていない）のに金庫が開かないというのは金庫側に原因がある可能性が高いです。
このようなケースの場合は、鍵穴を固定するネジが扉内部で外れてしまっていることが予想されます。
＊解決方法
金庫の側面（丁番側）を床側に倒し、天井側の面をハンマーなどで軽く叩くと開錠できる場合があります。鍵が空回りするだけで金庫が開かない場合は一度お試しください。
ただし、あまりに強く叩きすぎると金庫に傷が付いたり、さらに開きづらくなったりもするので、試してみてすぐに効果が出ない場合には、鍵屋さんへ相談することをおすすめします。
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