余韻ひたひたのまま美容院。
去年の7月以来の縮毛をかけた。
さすがに5日も前の美容院なんて何をしゃべったのかも覚えていないが一つだけ覚えていることを書く。
私のほかにいたとあるお客さん。
40代後半くらいの女性だろうか。お顔は見ていないけど話の内容的には私の親に近い世代だと思った。
彼女は美容師さんと例のニュースの話をしていた。
小林製薬の紅麴のニュースである。
簡潔にまとめると、彼女は家にあった紅麴を含む製品を、小林製薬の例の商品に限らず全部捨てたらしい。理由はざっくりいうと怖いから。
まあ言いたいことはよくわかる。
気になる人はそりゃあ気になるだろう。
怖いからせめてこれ以上は体内に入れないようにしようと考える気持ちとそれを実行する気持ちはわかる。
だけれども、他にどんな思想の人間がいるかわからない且つ確実に自分たちが話している内容が間違いなくその場にいる人間には聞こえてしまうという場で話すのは、悪いとは言わない。リスクが高いなぁと思った。
まあきっと私も大概ではない。
人に言えることではないし自分自身も簡単にそれを適切に行える自信はないが、せめてこれに違和感を感じたことは忘れたくないと思った。