オットさんが定年退職するまで

庭の水遣り、植木の消毒は私の仕事で

庭の管理は私が支えてきたと思っていた。

 

庭木は、30年たって

水をやる必要もなくなり

消毒は・・・農薬にまみれたくないので一切しなくなった。

 

今年に入って、一切オットさんが庭仕事をしなくなって

 

私独りで出来るように

庭を改善していってます。

 

私好みに。

 

正直体は疲れるけれど楽しい。

 

<ハルさんのコスモス、今年も咲きました>

 

 

竹垣がなくなって、丸見えになった西の庭を剪定していると

仕事に行かなくなってずっと家にいる隣の奥さんが話しかけてきます。

 

遊びに来ていた裏のおばちゃんが言います。

 

「うちのもやってもらおうかい!?」

 

高い日当もらわんと、こんなこと出来んわなあ・・・とか

おばちゃんとこの立派な木、枯らしたら大変や!とか

 

とっさに出てこない、人との会話が苦手な私は笑ってごまかした。

 

 

いままで オットさんのやり方に不足ばかり言ってきたけれど

人に頼んでいたら、どれだけの金額になっていたか

今までありがとうと言わんとアカンのかな。

そう思えた。

 

頼んでやってもらうお金があるなら、やってもらいたいよ。

 

でも、この作業する過程を楽しんでいるうちは

自分でやろうと思う。

 

オットさんの口癖「・・・せなあかん!」

言い方を変えればいいのにと思うけど

仕方ないわね、いまさら。

 

人目を気にしてやるのと

気持ちの持ち方で同じ作業がちっともしんどくならないのに。

 

手の節の痛みも

腰の痛みも

ありがとう、ありがとうといっているとすぐに治るよ。

 

不思議やね。

 

 

 

そろそろ、夜明けかしら。

 

明るくなったら

昨日剪定した枝葉のゴミ出しをしましょ。

 

こんなにたくさん!と思うとしんどくなるから

ひとつずつひとつずつの気持ちでやります。

 

草取りと同じやね。

 

これ、極意であります。