夏は来ぬ」(作詞 佐々木信綱 作曲 小山作之助)の歌詞には、卯の花楝(おうち)と花の名前が出てきます。

暦の上ではもう夏ですが

これらの花も咲いているので、「夏が来た」といえそうです。




卯の花のにおう垣根に音譜の「卯の花

花ウツギともいいます。






毎年この池のほとりに咲きます。




5月3日撮影




といえば

平安京の内裏にある紫宸殿正面の階段から見て右にあった橘の樹を右近の橘といいますね。

橘香る朝風に・・・

鯉のぼり」の歌詞にもでてきます。


神社で見かける小さな実のなる木だと思います。


これは、橘かわかりませんが、小みかんが生ります。





5月3日撮影





4番には「樗(おうち)」という花が出てきます。

   楝(おうち)散る 川辺の宿の 門遠く 

     水鶏(くいな)声して  夕月涼しき 夏は来ぬ



樗(おうち)は別名センダンといいます。

生命力の強い木です。





毎年ここにたくさん実生があるので、

昨日、歯医者の帰り、回り道をしました。

親の木の下、道路沿いは子供たちが並んで生えています。





こんなわずかな隙間からも



でも、花は咲いていませんあせる

ずっと、これは栴檀(せんだん)と思ってきましたが、違うのでしょうか!?



もう少し家に近いところにも在ります。

そこはいつもたくさん実がなっているのできっとドキドキ


やっぱり咲いていました。











もっと家の近くの池にいつも鳥たちが居ます。


通るたびに撮影します。




こんなポーズをしていた!求愛中?



この池にも咲いていた。

藤が咲くのは知っていたけど・・・えっ












「手のとはぬ雲に樗(おうち)の咲く日かな」


この句は

日曜日の大河ドラマ「花燃ゆ」で

野山獄で吉田寅次郎(吉田松陰)が江戸に送られる場面で

高須久子が詠んでいました。


樗(おうち)とは栴檀の事だと説明していました。