結界ってテレビゲームや漫画では、

悪霊を閉じ込めたりする壁のような存在のことを言いますが

わたしがここで言う結界は

茶道の道具の一つで、客畳が道具畳に接続している時に、その境界を表示するためのもの。

結界にはさまざまな仕掛けがあって、亭主と客との間にある暗黙のルールを視覚化しています。



地域の登録文化財兒山家住宅が、10月4日5日公開されます。

申し込みはもう締め切られたのですが、着々と準備されているようです。

我が家においていても、用無しの結界や毛氈(もうせん)

使っていただこうかと出してきました。







兒山さんが注文されたという竹の結界は

客が立ち入るべきでないことを示すために庭などに置くものだと思います。

最近は、美術館などでもそのようなものをおいてあっても

知ってか知らずか、堂々とお入りになる輩を見受けますが。


「立ち入り禁止」などと無粋な張り紙ではなく

このような竹の結界や関守石を置くなどの仕掛けを考え出した日本人には感心させられます。