*2012・6・28*


黎明(れいめい)


京都から老いの坂を越えると亀岡に入る。


穴太寺(あなおうじ)のある亀岡は明智光秀ゆかりの城下町です。


穴太寺観音絵巻によれば、文武(もんむ)天皇の勅願により、705年、大伴古麻呂(おおとものこまろ)が薬師如来を本尊として開創。


この薬師如来は完全秘仏で一度もご開帳した記録が無いそうです。




駐車場から仁王門を見る。

風格のある門です。



黎明(れいめい)

くぐって中から見た仁王門

入母屋つくりの瓦葺、鯱(しゃち)をいただいている

わらじや千社札が一杯張ってある



黎明(れいめい)

仁王さんと縁起絵巻にも描かれている椋(むく)の木


仁王さんを見て、門をくぐると右手に鐘楼があります。


黎明(れいめい)

右奥に見える大きな木が

表から見ると塀を割ってそびえていた椋の木



鐘楼の奥に手水舎(左)、宇治宮成の墓・記念碑(左下)・地蔵堂、納経所(右下)・念仏堂
(右)と続きます。


黎明(れいめい)


左手には多宝塔があります。



黎明(れいめい)




穴太寺は西国33箇所観音霊場21番札所です。観音堂です。

黎明(れいめい)

秋には紅葉もきれいでしょうね



1735年再建された本堂です。




黎明(れいめい)



不動明王立像・聖観音菩薩立像・薬師如来立像・お前立ちの聖観音像・釈迦涅槃像
が祀られています。


黎明(れいめい)


どっしりとした構え、広い土間です。



庭園・本堂の拝観はこちらからです。



黎明(れいめい)


受付を済ませて、渡り廊下を通って本堂へ入ります。


音声で案内が流れます。音声では「あなおじ」と言っていました。


本堂の格天井には花鳥図が描かれていました。


ご本尊聖観音菩薩は秘仏で、33年に一度ご開帳。


2010年に特別御開帳があり、33年目の来年ご開帳されるかどうか、検討中だそうです。


須弥壇には華麗な彫刻と彩色が施されています。



ふとん着て寝たる姿のお釈迦様~♪


なんて、言葉遊びをしていてはご利益が無いでしょうか。


木彫りの撫で仏さん、夏用のお布団、かけていらっしゃいました。


自分の体の悪いところと、仏さんの体を交互に撫でて祈ります。


私は頭を撫でましたにひひ


身代わりでも良いということなのでオットさんの悪いところもチョキ





写真見てもわかるように、このお寺は境内隅々まで心が行き届いていました。


なんと気持ちの良いお寺かと、友達といっぺんにお気に入りの場所になりました。


本堂は写真禁止なので写真はありませんが、庭園・書院はたくさん写しました。


境内のお花はこちらでご覧くださいね。http://blog.goo.ne.jp/hareruya630/e/ed33c897e9a6b537ac835d0661274b85