今年はもう見られないと思っていた蓮華の花を我が家で見ることができた。

小さな小さなつぼみができてから、13日目口元がほころぶように開いた。

その日は仕掛け絵本をたたむように、きれいにもとのつぼみになった。

2日目は一番、花としてよい状態だった。

この日からはもうツボミに戻ることはなく、最大に開いて5日目の今日、潔い状態で散っていた。

花托だけを残して。


「ひらいたひらいたなんのはながひらいた」の歌そのままだった。

蓮の花に魅せられた5日間だった。


黎明(れいめい)


「とても正常な香りがしました。

花一輪にこんなに感動を覚えたことはありません。」


このことを伝えると友人が


「ココロが穏やかなのでしょう

人はココロが真っ暗なトキは

どんなに綺麗なモノを見ても

どんなに美味しいモノを食べても

どんなに素敵な人に出会っても

見えないし 見ようともしないもの

どんなにココロに光が射していようと
目を閉じてしまいがち


今 きっと ココロがキラキラしてるんだと思います」


こんな風に書いてくれました。


何年か前ウー・ルーチンのコンサートで聴いた「花」を思い出しました。

ウー・ルーチンさんは中国の伝統楽器京胡の奏者ですが、アンコールでこの歌を歌ってくれました。



泥の中から美しい花を咲かす蓮

泥の中は人が作り出すいろいろな世界、蓮はサトリの世界


「すべての人の心に花を」




「こころの中に花を咲かそうよ!」