何か忘れていると、朝から気になっていた。

やっと日記を読み返す時間ができたので、めくってみると、みぃちゃんの一周忌だった。


+++++去年の日記より+++++

 

みぃちゃんが死んだ。巣の中で眠っているように。

今日は早起きしたので、カバーをはずす時一瞬「まだ寝てるの?」って思ったんだけど、、、

ほんとに 寝てるように死んでいた。


            みぃちゃんへ


朝はみぃちゃんの声から始まっていたんだね。いなくなって気がついたよ。

みぃちゃんの声がしない朝は寂しいよ。静か過ぎるよ。

昨日私達が庭にいた時、巣の上の一番窓に近いところで啼いてたね。

いつもお父さんの相手をしてくれたね、ありがとう。

今頃はかんちゃん、ふくちゃんと一緒に大空を飛んでいるのかな。


黎明(れいめい)


        

雨音だけが聞こえている。


昨日娘と「犬と私の10の約束」の話しをした。

「私は10年くらいしかいきられません。だから、できるだけ私と一緒にいてください。」

鳥の寿命はもっと短い

みぃちゃんは長寿鳥だった。


バディも満7歳。いずれ別れの時が来る。


+++++去年の日記より終わり+++++ 


読みながら、思い出しました。


八木重吉の「花」・・・


「花はなぜ美しいのか ひとすじの気持ちで咲いているからだ」


ひとすじの気持ちは重吉の求めてやまない心のありようらしいです。
黄色い花にしても、鳥ヒヨコにしても、ワンコわんわんにしても
私達が癒されるのは、彼らが「一筋の気持ち」で生きているからだと。

「無償の愛」を教えられた出来事でした。