筍をいただいたので、ぬかを貰いに無人精米所に行った。

一つ辻を遠回りすると藤の咲くおうちがある。

たまたま奥さんが玄関先にいらしたので、お声をかけて、写真を撮らせてもらった。


黎明(れいめい)


話し声にご主人さんも出てこられて、しばらく藤談義に花が咲く。

しょうもない藤で・・・といいながらも「こっちの方が花付きがいいよ。」と・・・


黎明(れいめい)

以前植えていた藤の話をすると「そうそう、これも鉢植えだったの。」


黎明(れいめい)


前の家で植えていた藤の木は、「一才藤」といって、夫が盆栽で買ってきたもの。

地植えにして藤棚を作ったら、立派になって、毎年楽しませてくれた。

花が終わり、葉も落ちた頃、つるを取って、籠を編んだりしたものでした。

藤には山藤と野田藤と2種類あって、これは山藤の方。ちょっと房が短いのです。

つるがどっちがどうだったか忘れたが、右巻きと左巻きがある。


「内は車の通り道にあるから、埃よけにいいのですよ。」そうおっしゃった。


その家から2百メートルほど先にも、野生の藤があるはず。


黎明(れいめい)


道がきれいになって、自然が少なくなった。桃の木もかわいい実のなる木もなくなった。

わずかに藤が生き残っていた。


黎明(れいめい)


精米所はすぐ目と鼻の先。

話し込んでいて遅くなった。

さぁ、筍を茹でなくっちゃ。