夏が揺れている

 
  午後はどこまでも遠く
 
      すでに無いアカシアの 
 
  ふるさとの川辺りの並木が風に揺れ
 
         永遠のように光を紡ぐ
 
 
  そして静けさの奥底に潜む蝉の声が
 
        いつまでも何処迄も
 
   数えられる夏を
 
      限りなきループのように
 
            心の空間に旋回させる