頭痛肩こり首の痛みがひどく、久々に体調不良で仕事を休んだ。
どうせ寝ているならと、セルフヒプノに連続してトライ。

まずはベーシックな誘導にチャレンジ。



小さい足が見える。
子ども?
にしてもさすぎる。
指先が細く、ペタペタした黒い手。

身体を見ると、何と人間ではない。
メガネザルのような風貌。
ピグミーマーモセット?
よりは少しサイズが大きいような・・

樹上が主な住処のようだ。
木の上を自在に行き来している。
群れで生活をしている。

え?
サル?
マジで??
と、戸惑いを覚えながらよく集中して確認するがやはりサルだ。

けっこう時代が古い感じで、
霊長類の出たての頃といった印象。



印象深い出来事は?

ある時。何かインスピレーションのようなものを受け取った。
イメージ的には、まばゆい朝日のような光が私の脳をスキャンしていったような感じ。

そこでハッと目からウロコが落ちたような、今まで曇っていた視界が急にクリアになったような感覚を覚える。

何がかわったのか追って見てみると、仲間に意識伝達をする原始的な言葉のようなものを思いついたらしい。
鳴き声の抑揚、高さ、長さに意味を持たせて、仲間に必要事項を伝達する方法。
まずは同じように啓示(?)を受けた仲間たちとやりとりを始め、徐々にそれが群れ全体に浸透していった。
また、ボディランゲージも使っていた。
これはまるで野球のサインのような感じだ。

この方法を使うようになってから、群れの生活水準は格段に向上した。

危険を知らせたり、餌や水の場所を知らせたり、皆で情報を共有できるようになったのだ。

食事は、虫や木の実を食べていた。
虫はかなりの美味と感じていたようだ。
今の私の感覚だと、ウナギや大トロといった所だろうか。

私は動物がものを食べているのを見るのは好きだが、食べているものに関して実感を持って美味しそうだと思った事はなかったので、この感覚は非常に興味深かった。



人生の最後は?

年老いて動きが鈍くなってきた。
樹上に留まる力もなくなり、
ある時自然にぽとりと地面に落ちる。

もう意識も朦朧としている。
肉食獣が自分を食べに来たようだ。
サーベルタイガーのような、これまた古代っぽい猛獣。
そのまま命を落とした。
半分寝ているような状態だったので、さほど苦しみはなかった。



この人生を見た意味は?

シンプルに向上することの喜びを感じた人生だった。

自分が得た叡智を皆に伝え、共有し、生活をよりよく豊かにしてゆく。
結果、皆が幸せになってゆく。
これほど充実した生き方があるだろうか。

そして、この人生の中で感じた、あの明るい閃きのようなエネルギーは、実は今の地球にも何度も降ろされている。
あれほど鮮烈でストレートなものではなく、今は降ろし手も受け手も、もう少し繊細で複雑なものになってはいるけれど、そのかわり頻度が高い。

自分の中に湧き起こる直感的イメージを、もっと素直に受け入れるといい、というメッセージ。



見終えた後も、
え?サル・・?
という疑問を残しつつ、
まあこれはこれで面白いからいいか、というヒプノ体験だった。