お天気も良く爽やかな休日の朝。

なんだかセルフヒプノをやるのに絶好のコンディションという気がして、出掛ける予定を少しずらし、朝方セルフセッションをしてみた。



男性。
中年だ。
がっしりした体型。
肌の色は、白人ではないがそれ程黒くもない。
しかしアジア系ではない。

布を纏ったような、ゆったりした衣類。
頭に何か巻いている。
何かの動物の背に乗り、砂漠を旅している。
馬ではない。
ラクダだろうか?

でもアラブ人とも少し違うような・・
ふっと フェニキア と浮かぶ。


何かを探す為に自分の国から砂漠に出て旅している。
商売という感じではない。
上から命ぜられて動いているような感じ。

何を探しているのか意識を集中すると、
「薬草」と浮かぶ。

自分の国に疫病が蔓延し、
それを治す薬を見つけてくるようにとの
命を受けていたようだ。


一人ではなく、ある程度の人数で隊を組んでいた。
仲間の中に年端もいかない少年がいる。
雑用係のような役割をしているが、
なかなか性格の良い気の利く子だ。
よく私の世話もしてくれて、とても助かっている。
チラッと、今世の息子かも?とよぎるが、
確信まではいかなかった。

この時の私は本当に身なりに
というか自分自身に気を使わない性格。
頭の中は目的達成の事だけ。
早く効果のある薬を手に入れて、
自分の国に持ち帰りたい、と。
とにかくその事ばかりを考えていた。
世俗的な事や女性にも興味がなく、
無骨な研究者といった感じ。

何度か遠征をしたようで、
ある程度の成果は残せたようだ。

薬草を入手して帰途に着くときは
初めはなかったヒゲがボウボウになっていて
あ~、コレ旅の間に伸びたんだなあと思い、
なんだか面白かった。


人生の最後は? 

背後から矢で射られて亡くなっている。
商人と間違われて略奪目的の賊に襲われたようだ。

そういう危険がある事も承知の上ではあったが、
まだ満足のいく結果を出していないのに・・!
と、悔しい気持ちでいっぱいだった。


高次の存在からのメッセージは?

植物の、そして自然の癒しの力の恩恵を、沢山の人々に。
その橋渡しの役割を果たした人生でした。
何度かその役割を果たす人生を送っていますね。
今のあなたにとっても、自然の癒しの力をみんなに受け取ってもらいたいというのは根底にある願いでしょう?

と、言われても素直に頷けず、
ええ~、今の私はそんなナチュラリストじゃないし。
カップ麺もマクドナルドも食べるし、環境問題への意識もそんなに高くないし。
自分が自然の恩恵を橋渡しなんて何だかおこがましい気がする。
と、ぶっちゃけて投げかけてみた。

すると、
なんて水臭い見当違いをしているの
みたいなメッセージ。

もともと全てを与えているのに。
全て受け取って当たり前のものなのに。
望む人全てが受け取れるものなのに。
生まれてきたというのはそういう事なのに。
そして受け取るのも受け取らないのも全て自由。
受け取らないからといって誰もそれを責めはしない。
自分を責めるのは、自分だけ。

初めて受けたヒプノの時にも感じた、
全てを肯定している感覚が伝わってきた。
もともとyesしかない。
noがあるのは自分の中。
自分の常識とは違う、
でも本当はこれが当たり前なのではという不思議な説得力があった。




終えた後
「受け取る」
という事について考えてみた。

「もともと全ての人に全てを与えている」
というメッセージで伝わってきた説得力はすごいものだった。
でも自分は現に「不足している」と感じている。
何故?


「ありがとう」
というキーワードが浮かぶ。


あ!
「ありがとう」
って、
「受け取る」って事なんだ!!

「私は受け取ります」
っていう意思表示なんだ。
そこで初めて与えられたものを受け取る事ができるんだ。
受け取るのも受け取らないのも自分次第って、そういう事だったんだ・・

なるほど、私かなり受け取らない選択をしてるわ~。
と、妙に納得。
受け取りたかったら、どんどん「ハイ頂戴します」という意思表示をすれば良かったのだ。


こんな大切な事に気付かせてくれた
高次の存在、
おそらく今朝パワーをくれていた庭の植物たち、
そして私自身に、
「ありがとう」と言わざるを得ないヒプノ体験だった。


本当に、気付かせてくれて、ありがとう。