2016.2月中旬

現実が忙しくなかなか時間が取れなかったが、ふと久々にセルフヒプノを。


自分の身体を意識してみる。
体重が半分くらいになったような軽やかな感覚。
身が軽くて、嬉しくて何度も飛び跳ねてしまう。

この身の軽さはまた人間じゃないパターンか・・?
とよぎったが、どうやら少年のようだ。
実際体重半分くらいだったのかも。

白人。
髪は巻き毛で色は金髪か淡い栗色。

場所は?
ギリシア アテネ と浮かぶ。

またギリシア?
そしてアテネなんてメジャーな所?
うーん、安易な想像かなあ・・
という思いを振り払いつつ場面を進める。


明るく素直な性格。
学校に通っているイメージが浮かぶ。
勉強する事が好きだった。
好奇心旺盛で、自分の知らない事を教えてくれる学校が大好き。
知識を得て自分の世界が広がっていくのがこの上ない喜び。

家は飛び抜けて豊かではなさそうだが生活に困っている風もなく、ちょっと上の中流階級といったイメージ。
特に不自由はなく、好きな勉強に没頭できていた。


成長すると、そこそこのおっさんに。
港町で、本屋のようなものを営んでいる。
結婚はしていなかったのか、家族のイメージなどはなかった。
本てどんな?
と意識をむけると、ヘロドトス と浮かぶ。
これまたベタなのではと疑う気持ちが起きるが、今世の私がそのキーワードに触れていたのもご縁かも知れないしと思い直す。
常に最新情報や新しい知識や思想に触れていたいと思っていたので、港町で本屋というのはこの時の私にとって至極ベストな職業に就けたと言えたのだろう。
本屋のオヤジとして幸せに生きていた。


人生の最後は?

苦しい。
怒りの感情がわいてくる。

当時の政府に捕まったようだ。
何か言論統制のような政策が取られたようだが、私はそれに従わなかった。
人々が新しい見識を広める可能性の芽を摘み取るなど、そんな馬鹿げた事があるか!
そんな馬鹿馬鹿しい体制のお達しなどに従う気はサラサラない。
私は何も間違った事はしていない。
統制が布かれた後も、自分の目にかなった書物であればタブーとされたものでも隔てなく入手、販売した。
それが役人に発覚して投獄された。

最後は拷問を受け、獄死したようだ。

しかし亡くなった後も全く納得いっていない。
全く馬鹿げている!
神は何をしている!!
と憤っている。


この前世を見た意味は?

世界を見ろ。
自由に知識を得る事の出来ない人々のなんと多い事か!
あの時と全く変わっていないではないか!!
一部の者たちの都合で、多くの人々が知識を得る機会を奪われるなど、全く馬鹿げている!

しかし今お前の生きている社会は、言論の自由というものが保障されているだろう。
お前はその中で、もっと学びたい事はないのか?!
お前自身が表現したいことはないのか?!
 

いつものような高所視点の冷静なメッセージではなく、今回は熱い、松岡修造並みに熱い。

まあ確かに痛いとこついてきてる。
ハイ、学びたい事も表現したい事も、あります。


最後に場所が気になったので再度意識をむける。

地図が浮かぶ。
海に細長く突き出た陸地。
細くなった先の左側一箇所に丸く印が付いている。

ああ、ここに住んでたんだ。
地名は・・?
パピプペポ行が入っている気がするが、具体的には浮かんでこなかった。



後から地図をググると、ヒプノで見たのとわりと同位置に、ピレウス という港があった。
確かにアテネからもほど近いようだ。
ここだったのかな。
地図が見えたのは今回初めてで、こんな見え方もあるんだな、と面白かった。


前世の自分から熱いメッセージを受けるとともに、今の自分が表現する事をためらってしまうのは、この時の恐怖心も残ってるのかも?
という気がした。

そして、今の私は基本おっとりだけど、確かに自分基準で納得のできない事は全然折れないとこあるな・・と、妙にしっくりもきたヒプノ体験だった。