「ハートを開く」というメッセージをもらったセルフヒプノの後、テーマを決めずオーブンハートでやってみようとチャレンジしてみた。



ストンとした白っぽい服を着ている。
ツヤのあるシルクのような生地。
長い髪を上のほうでひとつにまとめて結ったおだんごヘア。

男性だ。
そこそこ中年な感じ。
手足を見ると、今の自分と同じような肌の色。

服装からしてアジア人のようだが、中国?ではない、韓国?でもない。

沢山の人の前に立っており、自分の前には台のようなものがある。
皆に対して何か占いのような事をしている。
「易」という言葉が浮かぶ。
でも中国ではないな・・

あ、モンゴルだ!
足元の履物はフェルト製。
うん、やっぱりモンゴルっぽい。



印象深い出来事へ。

村の長的なポジションについていたようだ。
それほど大きな村ではなさそうだが、私の占いがよく当たるものだったようで、その結果によりコミュニティーの運営方針などを決めていたらしい。
占いといってもシャーマン系ではなく、統計学系な占いのような感じ。
村人からの信頼も厚く、皆からちょくちょく相談などを受けたりしていて、なかなかの人格者のようだ。

自分自身がトップに立ちたいと思った訳ではなく、流れで長になったような感じだが、家族と村の皆の生活を守らねば、と、一応の自覚と責任感をもってその役割を果たしていた。

騎馬民族だったのだろう。
日常的に馬に乗って移動していたようだ。
馬上からの視界や、馬を走らせている時の揺れや体感がとてもリアルに感じられた。

自分の家族も円満、村の皆の結びつきも強く、のどかな暮らしを送っている。



次の大きな出来事に進めると、
一面の星空が見える。
深い藍色の夜空を一面に覆うように浮かぶ星々。

私は、その星について学びたくて仕方がない。
天文学なのか占星術なのかわからないが、星空を見上げるたび、星の運行により何かを読み解きたい、その法則を知りたい、と強く思っている。
しかし、自分の村では学ぶ術がない。

どうしても星について学びたいという気持ちが抑えられず、ついに村を出て師を探しに行く事を決める。

長がいなくなったらどうしてよいかわからないと、皆に引き止められるが、それをふりきって出て行く事を決めた。

星が読めればもっと村を良く治める事が出来る、という気持ちもあるにはあったが、とにかく自分が学びたい気持ちを抑えられないというのが本音だった。

家族や村人たちの事よりも、自分がやりたい事を優先したのだ。



人生の最後は?

一人きりで、岩のくぼみのような所に寄りかかっている。
飢えと乾きで意識が薄れていき、そのまま息絶えた。

結局探していた師には出会う事が出来ず、旅路の途中で命を落としたようだ。



死に際して、

皆、すまなかった・・
こんな事になるなら村を離れるべきではなかった。
村にいれば自分は皆のために役立てただろうに・・・

と、涙している。



前世の自分からのメッセージは?

私は、自分に与えられていた役割を放棄してしまった。
私にとっては村を治める役目よりも、星について学びたいという気持ちの方が大きいものだったからだ。
結果的にその選択は失敗で、自分の感情のままに行動した事への罪悪感、人の上に立ち責任を持つ事への恐怖感、情熱を持って行動を起こしても報われないのだ、というマイナスの刷り込みを抱いてしまった。
しかし、今はもうそれらの感情にとらわれる必要はない。
それらはもう手放してよい感情なのだよ。



天使のような存在からのメッセージは?

今世は、あなたの能力を世に活かして下さいね。
これまで広い世界を見たいと焦がれながらも家を離れられなかったのは、今世は家族やコミュニティーの中で自分の役割をちゃんと全うしたいと自分で決めてきたから。
女性に生まれたというのも、その為でもあります。

しかし、この時の失敗にとらわれて萎縮する必要はありません。
むしろ役割を果たす為には、あなたの能力をきちんと発揮する事が必要です。

自分の生活に根ざして、あなたの能力を遠慮なく発揮して下さいね。

自分の力を発揮する事をためらわないで下さい。

あなたの能力は、あなただけのものではありません。
それはあなたに預けられた、みんなの財産のようなものだと思って下さい。
有益な使い方をするのも、使わずに終えるのも、あなた次第ですよ。

今は旅に出ずとも学ぶ事もできますしね。




終わってみて、占いは大好きだけど、統計学的な占いや天文学要素のある占星術などは今の私には苦手ジャンルなので、ちょっとピンとこない所はあった。

人の上に立つ事への苦手意識は確かに大きく、責任を持つ事が怖い。
人の輪の中にいると何故かいたたまれなくなり、常に輪から一歩後ろに下がっていたくなる。
多分この前世だけの影響ではないのだろうが、私を構成しているひとつの面だというのはしっくりきた。

自分は無力だという思い込みも、実は自分が行動して傷つく事のないように張られたバリアーなのかも。

このへんもひっくるめて、ハートを開くという事なのかも知れないなあ。