2015.8.18
自分が上手く乗れない誘導CDがある事がどうにも興味深く、ふと、「私自身の誘導ならどうなのだろう?」と思った。
「あ、iPhoneのボイスメモに自分の誘導を録音して聴いてみればいいんじゃない?」と、我ながらナイスアイデアが浮かび、早速TSUTAYAで癒し系BGMを借り、流しながら誘導を録音してみた。
録れたものを試聴すると、なかなかどうしてそれっぽい。
その日の夜、初めて自分の誘導でセルフヒプノにチャレンジ。
背の低い草の生えた、小高い丘のような場所にいる。
眼下に青い海が見える。
私は男の子だ。
白い、ドレープのある服を着ている。
気温は暖かく、港町の街並みと青空と眼下に広がる青い海が、まるで絵はがきのように美しい。
ここは、僕の大好きな場所。
周囲に何人か友達もいるようだ。
いつもみんなで一緒に遊んでいる。
場所は?
キプロス島
と浮かぶ。
名前は?
アレクサンドリア?
アレクサンドロス?
ぞんな感じ。
人生の重要な出来事は?
18才の時、家を離れる事を決めた。
広い世界を見てみたかったようだ。
この街は大好きで、離れたくない。
でも、どうしても「外の世界を見たい」という気持ちが抑えられない。
この時の私は、本当に、自分の生まれ育った街が好きで好きでたまらなかったようだ。
街を離れるべきかどうか、ものすごい葛藤を感じていたが、結局、外の世界に出ていく事を選択したようだった。
人生の最後は?
船内で、胸を病んでいる。
ここで、「ああ、船に乗って街から出ていったんだ。」と、わかった。
衛生状態はかなりよろしくないようだ。
身なりはボロボロ。
他にも何人か病んでいる乗組員がいるようだ。
同じ部屋に寝かされている。
多分、私はそこで亡くなっている。
死に際しての想いは?
自分の生まれ育った街に対する強い強い郷愁の想い。
「もういちど、自分の生まれた大好きなあの街に帰りたかったなあ・・!」
家族や友達に対してではなく、場所に対しての強い郷愁だった。
この人生の意味は?
意思決定
と浮かぶ。
結局人生の最後は幸せとは言えないものだったし、外の世界に出たという選択も正解ではなかったのかも知れない。
でも、それは自分が決めた事の結果なのだし、街を出る時に覚悟は決めていた。
だから、ただただ自分の生まれ育った街が恋しいという気持ちはあれど、後悔はしていなかった。
そして、
「大丈夫、どこにいてもちゃんとあなたの故郷の精霊はあなたを見守っている。
安心しなさい。」
という高次の存在からのメッセージ。
自分が覚悟を決めて行動すれば、その結果自分の思ったようにいってもいかなくても、全て経験値となるという意味では、成功も失敗もないのだ。
大切なのは自分が決断する事。
この時の自分は、この世的なものの見方をすれば、幸せな人生ではなかったのだと思う。
それでも人生を振り返れば、いつも見えない存在のあたたかな眼差しに見守られていた。
「どんな選択、決断にも、失敗などない。
安心して決断していいんだよ。」
そんな風に勇気づけられた過去世退行だった。
そしてまた「自分でもちゃんと誘導できるじゃん!」と確認できた、私にとって記念すべきセルフヒプノ体験でもあった。