2024.9.6〜2024.9.8
今年の特教は、福岡での開催。
実は数年前に福岡での開催が予定されていたのだが、ステイホーム真っ盛りでオンライン開催になったのよね。
訪問が叶って良かった。
私にとって、学会発表は今回が3回目。
でも、発表するのは、準備も含めると毎回大変。
今年度はまた所属学部が変わり、しかもクラスの主担任になってしまったので、かなりの激務。
博士課程に進学したのに、所属ラボのゼミに全然参加できないほどの忙しさ。
現職教員が発表するのは、発表に漕ぎ着けるだけでも大変だと痛感…
今回発表した内容の構想は昨年度のうちから描いていたが、実際に抄録を作成する余裕ができたのは春休み。
猛烈に多忙な4~5月に原稿を修正し、5月末に投稿したときにはゲッソリだったよ…
さらに、当日掲示する資料の作成ができたのは夏休みに入ってから。
本当に出来上がるのか焦った…。
そんなこんなで、どうにかこうにかやって来た福岡。
私は学会に参加するときに必ず看板の前で写真を撮り、学部時代の親友に送るという謎の習慣がある(笑)
今回も例によって写真を送ったら、
「そろそろ学会シーズンだから、くうちゃんから写真が届くかなと思っていた(笑)」
というコメント。
さすが親友、よくわかっている
そしてその日のうちにポスター発表。
発表を見に来てくださった方々とのディスカッションや頂いたご意見は、毎回発見の連続。
そして、発表の仕方を工夫しないといけないなあ…ということにも気付かされる。
(ご意見くださった先生方、ありがとうございました。)
発表中には嬉しい再会もあり。
学会は、新たな出会いや再会の場でもある。
夜は、知り合いの先生と一緒にご飯。
この先生とは私が初めて特教に参加したときに出会って以来、研究のことや特別支援教育のこと、きょうだい支援のことなど、いろいろと相談させていただいている。
本当に、ありがたい存在。
二日目。
今回のポスター発表でも連名発表者の一人としてご指導いただいた南野先生(修士のときの指導教授・仮名)と、じっくり話す機会を得る。
今年度はずっとメールでのやり取りだったから、面と向かってじっくり話せたのは久しぶりだった。
迷っていた研究テーマのこと、博論を書くまでのこと、学校現場での悩みを打ち明ける。
南野先生も元は養護学校(当時)の教員で、現場に出てから修士・博士を出ていらっしゃるし、今でも特別支援学校をフィールドに駆け回っていらっしゃるので、私にとっては北野先生(学部時代からお世話になっている先生・仮名)と同様に悩みを話しやすい。
南野先生は物腰やわらかく、じっくり話を聞いてくださるだけでなく、どっしりと構えて揺らがない。
そんな先生の〈強さ〉を改めて感じて、私は揺らいだ気持ちを立て直すとともに、“南野先生みたいになりたいなあ…”と思うなどした。
二日目の夜は、修士のときの同期生・後輩(修了生・現役生)・西野先生(ゼミ運営担当・仮名)が集まって、ご飯。
まだ学会は終わっていないのに、「来年は何を発表する?」なんて話も(笑)
こうして集まって話せることも、学会の醍醐味の一つよね。
三日目。
きょうだい支援についての自主シンポジウムに出席。
研究テーマは全く別のものだし、学校現場や研究の場で、きょうだいであることは前面に出していない私だけれど、きょうだいであるということは、私を形作っている要素の一つでもある。
毎年のように参加して、考える時間にしている。
今回は驚いたことに、話題提供のなかに私の研究テーマとも関連する話が。
きょうだい支援にも援用できなくはないな、という考えは私の頭の片隅にもあったけれど、まさか本当に実践している先生がいるとは思わず。
シンポジウム終了後に直接お話することもでき、とても勉強になった。
さらに、感想戦にも招いていただき、考えを深める貴重な機会となった。
学会の三日間は、本当に濃密な時間だった。
帰りの飛行機から見えた空の青さと広さに、いろいろと思い巡らした。