私の手元には
祖父の遺した一枚の絵がある。


ユーモラスだけれど
温かな愛情のにじむ絵で
どこか童話の挿絵のようにも見える。

私は幼いころから
この絵が大のお気に入りで
祖父の家に行くと
飽くことなく
それを眺めていたものだ。



いつだったか
その絵の不思議を
祖父に尋ねてみたことがある。

おじいちゃん、
このえはどうして
こんなにぼろぼろなの?

そう、それは
一度びりびりに破かれたのを
丁寧に貼り合わせた代物だったのだ。


祖父ははにかむように笑って

おばあちゃんと大喧嘩をした時に
腹が立って、悲しくて
絵にやつあたりしてしまったんだよ

と言った。


私はびっくりした。

祖父母は
いつも穏やかな笑みを浮かべて
静かに寄り添いあっている
それは仲の良い夫婦で、
まるでパズルの隣り合ったピースが
ぴたっとはまってるみたい、
と子ども心に思っていたから。

その祖父母が
どなり合うような喧嘩をするだなんて
一体何があったのだろう。

それも尋ねてみたけれど
祖父は恥ずかしそうに
若かったんだよ と言うだけで
とうとう、喧嘩の理由は
聞かせてくれなかった。





…………


……なあんてね。
あら、私としたことが
こっぱずかしいことを (;´▽`A``

れいさんとみささんには
おとぎ話のハッピーエンドみたいに
幸せな老後が似合う気がして ^^
昨日、ともだちとも
そんな話をしていて
その会話の中で
↑こんなイメージが浮かんできました。
この手前にある幸せな老後は
お話上手なそのともだちが
きっと書いてくれるはず ( ´艸`)






……喧嘩の場面
実は私はここで初めて
美咲に肩入れして
見てたんですよね。

零治の必死な気持ちをわかってあげて
という零治目線のご意見もあって
なるほど確かに、とは思ったものの。

私は男に厳しいんでしょうか(笑)


美咲だって勇気を出したのに
あんなことになってしまって
恥ずかしくて悲しくて情けなくて
身の置きどころがなかったことでしょう。

零治は零治で
自分なりの精一杯を尽くして
でも、うまくいかない、伝わらない。
見当違いの精一杯を
「正しい」論理で否定されて
その言葉は心にも肌にも
ぐさぐさ刺さったことでしょうね。


零治にしても美咲にしても
怒りの底には
そういう切なさが沈んでいる。




それにしてもな~

なんだかちょっと
ため息の出そうな気分です。



5

冷蔵庫にあったものを
ちゃちゃっと並べただけだ


こんな気遣いのできる人なんですよね。

相手の話をじっくり聞くこともできるし、
愚痴めいた話を聞かせまい
というところの度量はある。


3

こんなかわいらしいところも。


舞子さんはずっと間近で
零治のいいところを
たくさん見てきたんでしょうね。


1

俺もついさっき来たとこなんだ

この言葉も
舞子さんに諭されてのものではなく
美咲を想う気持ちから
自然に出たように
私には聞こえました。



だからね、
小細工はいらない。
自然に好きだと言えたように
素直な心のままいれば、
貴方はとっても素敵な人です。
きっと世界一のキスもできるよ
頑張れ、れいさん o(^-^)o
(あ、そこは応援しちゃいけないとこだった?(笑))

4


だって、こんな顔されたんじゃ
応援しないではいられません、て。

まあ、このあたり
ちょっと大野智の幸せを願う気持ちが
混ざってきてるかも(笑)
ホントいい顔してるんだもの。
こういう顔をしていてほしい
と思っちゃいます。



話がそれましたが、
さてさて
幸せな老後に繋がりそうな
ハッピーエンドを期待しつつ
今後を見守っていくとしますか ^^



それにしても。

大野智でなければ
決して見なかっただろう
このドラマ。
大野智が演っているだけで
こんなに思い入れてしまう
自分がおかしい(笑)



……
え、あと3話しかないのね?? 

喧嘩別れのエンディングより
その事実の方がショックだったりして。