その1からの続きです。

改めて店構え。
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私が「オレンジヒール」というお店を知ったきっかけは、通販の雄AMAZONでここが出店しているブースのシューツリーを購入したことです。そのときはお店の名前などどうでも良かったのですが、商品到着後、非常に丁寧なメールをいただきました。いたく感心し、その会社の事が気になり調べたところ、東京日本橋に実店舗があり、そこで靴のリペアをやっていることがわかりました。それで前回のとおり、オールデンのトップリフト修理をお願いしたのです。

結果的には時間→速い、値段→安い、技術→上手いと、どっかの牛丼屋ではありませんが、三拍子そろった言うことなしのお店だと感じました。

最終的にはオールソール交換をしてみないことには本当の腕は分からないかもしれませんが、ウェブサイト上や実店舗に、オールソール後の見本が展示されていますので、ある程度の推測は可能かと思います。

このお店は、レジ担当の女性、修理担当の男性、接客担当の女性の計3名で回しているようです(店の奥にも修理係がいるかも)。

修理担当の男性は、おそらく有名どころのリペアショップで修行を積んでいたと思われます。それよりも感服したのは、接客担当の女性です。おそらく店長、またはチーフクラスと思われます。この人、相当の知識があるようです。私の持ってきた靴を一瞥しただけで「それはコードバンですね」と言い当てました(黒靴で、磨いていなかったから、靴マニアでも一瞬では分からないかも)。

シューケア商品の説明をしてもらったのですが、「KIWIのPARADE GLOSSはアメリカ製の方がより艶が出ますよ」。サフィールを勧められたのですが、同色のコルドヌリ・アングレーズを持っていることを告げると「お手持ちのお品の方が、その目的によりかなっていますね」。よく分からないシューケア用品があったので説明を求めたところ、「この商品は当店でテストした結果、とても良い結果が得られました。日本ではあまり知られていませんが、ここの社長は相当研究熱心で、その意気を買って、店頭に置くことにしました」。このお店は社員教育が相当行き届いているようです。

「よく分からないシューケア用品」については、購入しましたので後日レポートします。それまでは「」ってことで。

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本来ならば前回の続き(靴リペアショップ「オレンジヒール」)の記事を投稿するつもりでしたが、アメブロでお世話になっている暴犬ネロさんから「新宿伊勢丹でセールやってますよ」と言う情報をいただきまして、靴系ブログを運営している私と致しましては、「これは行かねばなるまい」、ということで7月3日(土)に行ってきました。この日はたまたま銀座のソニービルでカメラの講習会があったので、それが始まるまでの空き時間を利用して新宿に行ってきました。以下に簡単ですがその報告を致します。

午前11時過ぎ伊勢丹Men's到着。靴売り場は地下1階です。降りていきます。さすが週末でセールとあって混み合っています。

最初にモード系の靴売り場があったのですが、一瞥くれてやっただけで構わずに奥に入っていきます。

お、ありましたねぇ。最初に気になったのは「三陽山長」ですが、これだ、と言うモデルがなかったため今回はパス。

今回のセールの目玉商品は英国靴31500円均一の棚です。グレンソン(Grenson)、チーニー(Cheany)、アルフレッド・サージェント(Alfred Sargent)、バーカー(Barker)、トリッカーズ(Tricker's)などが並んでおりました。意外だったのはクロケット&ジョーンズ(Creckett & Jones)が2モデルあったことです。この靴が今時3万円前半で買えるのは珍しいんじゃないでしょうか。グレンソンは通常ラインのほかに「FootMaster」というモデルがありました。通常ラインより一つグレードが上だと思います。しかし内羽根フルブローグしかありませんでした。この系統の靴はさんざん持っていますので今回はパス。バーカーはヒドゥンチャネル、半カラス、ベヴェルドウェスト(だったような気がする)で高級感を醸しておりました。思うにプロパー価格は6万5千円~4万5千円のレンジの靴をみな均一価格でセールに出しているようです(プロパー価格は表示されていないため想像です)。ですから靴によってはお買い得かもしれないし、そうではないこともあるでしょう。そこは個人の審美眼が問われるところですね。

で、もはや「江戸の履き倒れ」、「霊長類ムカデ科」、「靴ゾンビ」と化した私としましては、ためらうことなくグレンソンのホールカットを購入しました。伊勢丹とのダブルネームです。
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前から欲しかったホールカット。どうせなら10万オーバーのベルルッティクラスを、と思っていましたが、今回は入門編です。黒が欲しかったのですが私のサイズは在庫なし。ちなみにダイナイトソールです。

私が前回42nd Royal Highlandmのセールで購入したsステファノ・ブランキーニと全く同じモデルが、1万円高いプライスがつけられていました。「ふふふ、勝ったな」(意味不明)。

売り場の片隅ではジョン・ロブとエドワードグリーンがセールとは全く無縁に静かに展示されておりました。7月6日追加:エドワード・グリーンも一部商品がセールになっているという情報を得ました。気がつきませんでした。


番外編。ブルックス・ブラザーズ(Brooks Brothers)のボタンダウン・ドレスシャツが半額だったのでつい購入。
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アメブロで私のファッションリーダー的存在のユナイテッドさんから「ベルルッティはいいですよ。価格分の価値はあります。最初は財布あたりから入るのがよいですよ」というとてもナイスなアドバイスをいただいたのですが、今日はカジュアルな格好できてしまいました。ベルルッティは敷居がむちゃくちゃ高いんですよ(と私は感じた)。行くときにはスーツ着用、靴もそれなりのを履いて臨まなければならないので、これはまたの機会に。
東京日本橋、老舗書店「丸善」の前に立つ。中央通り(R15)沿いに北側を向くと「風月堂」の看板の下にオレンジ色のテントがあることに気づく。
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店構えはこんな感じ。
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ここが今回の目的、シューズリペアショップ「オレンジヒールhttp://www.orange-heal.com/です。2009年11月開店の新しいお店です。今回はここの実力を(一部ではありますが)検証してみましょう。

ここではどんなことをしてくれるのでしょうか。まとめてみました。
・婦人靴の修理
・紳士靴の修理
・鞄の修理
・メンテナンス用品の販売
・靴磨き

今回はもちろん「紳士靴の修理」です。

持ち込んだのは、じゃーん、オールデン990。紳士靴好きで知らない者などいないど定番シューズです。
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リフトがすり減ってきたので、交換をお願いしました。今回は特に何も指定しない「お任せ」でお願いしました。持ち込んだその日の内に修理してくれるとのことです。早いっ。ではできあがるまで銀座でもぶらついてきます。


数時間後。引き取りに行きました。どれどれ、出来映えは?



Oops!!なんか想像してたのと違うぞ。
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アイボリー色なのは、顔料を厚塗りしているからで、下地は革です。歩いている内顔料がすり減って自然な感じになるとは思います。あ、それと価格は安かったですよ。失念してしまいましたが確か2000円台です(調査して、後で修正します)。



しかし、ここんちの本領はこれから発揮されるのです。



雪辱戦に臨みます。今回は手持ちのオールデンにリフト修理が必要なものがなかったので、アレン・エドモンズをもちこみました。
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リフトはこんな感じ(この画像はアレン・エドモンズの別の靴の画像です)
$靴が笑つてゐるよ


今回は「なるべくオリジナルに近く」と言うことを条件にしました。午前11時に持ち込んで、午後4時に完成とのこと。やっぱり早いね。お願いをして完成までの間、都内を徘徊することにしました。


数時間後。


じゃーん。
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どうでしょう。オレンジヒールさんの面目躍如です。これで3150円。当日仕上がり。なかなかではないでしょうか?馬蹄型をしたリフトの土踏まず側、ここはアレン・エドモンズは微妙に湾曲しているのですが、それもしっかり再現されています(オールデンはここがまっすぐです)。化粧釘の位置もオリジナルとほぼ一緒。

オールデンのオリジナルと比較してみました。
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左がオールデンオリジナル、右が今回修理したアレン・エドモンズです。化粧釘の位置が多少異なりますが、オールデンを持ち込んで「オリジナルと全く同じように」とオーダーすれば、やってくれるかな?

オールソール交換をする機会は当面無いので試せないのですが、ここでは少なくともレザーソールでは5種類、こだわりのレンデンバッハも選択できます。ラバーソールに至っては10種類以上です。

この記事を書いている2010年7月現在、開店して7ヶ月程の新しいお店ですが、ポテンシャルはかなりのものがありそうです。「オールソールもしないでそんな事わかるか?」というご意見、ごもっともです。でも別のことでここの実力の一端を感じる事がありました。

長くなってしまったのでその件は次回に続きます。

あ、最後に大事なことを。「当日仕上がり」ですが、これはたまたまお店がすいていたからできたと思われます。これから知名度が上がって、オーダーが沢山入ると日数がかかってしまうかもしれません。