靴を磨く美学、どうもクツビガクの木嶋です。
今回は初心者におすすめの道具紹介をしていきます!
最近よくおすすめの道具とか、何から揃えれば良いですかといったお問い合わせをよくいただくので、とりあえずこれがあれば大丈夫!!という道具たちを靴磨きの手順に沿ってご紹介していきます。
■馬毛ブラシ
馬毛ブラシはこちらがおすすめです。
大きさの割に安いんですよね。
中には1000円以下で売っているものもありまして、私も色々使ってみましたが、
小さい物は結局埃を払える面積が小さくなってしまう為、手間がかかります。
このコロニルくらいの大きさになれば、一振りで一気に広範囲の埃が払えるので、単純に楽なのと見た目もかっこいいです!
もし予算に余裕のある方は、こちらも超おすすめです。
プロの職人さんたちも御用達の、いわゆる「手植えの小判型」ってやつです。
その中でも圧倒的にコスパが良いのがこのサパトロです。
他の手植え小判型は1万前後が相場です。
あと色が選べるのも靴磨きの楽しさを助長させます。
毛足が長いのにコシがある。
バイーンって感じで一瞬で埃が払えます笑
■クリーナー
クリーナーもかなりの種類出ていますが、自分は敢えて定番のステインリムーバー
ではなく、こちらをおすすめしたい。笑
よく初心者にはステインリムーバーがおすすめっていう記事を見ます。
だいたいおすすめの理由は一緒です。
「水性の優しいクリーナーなので、革へのダメージが少ない」
いや分かります。確かに分かります!
でも、前提としてクリーナーというのは強い物から優しめの物まで、
大量につけてゴシゴシしたらどんなクリーナーでも革へのダメージは出てしまうんですよね。
コロンブスから出ている似たような商品もありますが
こちらは保革成分が入っているのでややお値段高めですが、
この後クリームでしっかりと保革するので、別にこの機能は無くていいのでは?と個人的には感じています。
おすすめの理由は、名前にもなっている「ツーフェイス」
一体何がツーフェイスなのかと言いますと、「水性と油性」どちらの汚れにも対応していますよ
というところです。
靴の汚れって色々ありますが、だいたい雨とか飲食の油のどちらかです。
最初は2層になっているので、使う際に必ず降って混ぜてからご使用ください!
汚れ落としの工程はとても大事なので、つい語ってしまいました。悪しからず。
■クリーム
これも本当に賛否両論ありますが、やっぱり不動のクレムです。
他の靴クリームよりはやや高めですが、靴クリームってそうそう無くならないので、
同じ色は1つ揃えておけば生涯持つのではないでしょうか?
おすすめの理由は
・伸びの良さ
・優れた艶感
伸びの良さってよく聞くけど、一体なんぞや
って昔思っていました。
「少量で広範囲塗れること」です。
クリームって頑張って沢山塗ったところで、残念ながらほんのわずかしか革へ浸透しないんですよね。
逆にべた塗りしてしまうと艶は出ないわ拭き取りは大変だわで、自信を失うだけです笑
結果、少量で広範囲塗れるので減る量は極めて少なく、コスパ良いのではないかと思います。
そしてよくある「乳化性クリーム」にはない独特の綺麗な艶が出ます。
■豚毛ブラシ
すみません豚毛と言いながら、自分のオススメは化繊です。
これは靴磨き芸人の奥野さんも言っていましたが、
「育てる必要の無いブラシ」です。
最初から育ったブラシと同様の効果を発揮します。
育ったブラシの定義についてはまた別の記事にしようと思います。
■ワックス
初心者にはこちらです。
理由は2つです。
・艶の初速があること
・値段が安い
正直、シューケアグッズの中で最も違いが出づらい(仕上がりにおいて)のはワックスだと思っています。
最終的にはみんな光るんですから。
ただその中でも、柔らかくて伸びが良く、ベースを塗り重ねる感覚が分かりやすい事、ネル生地で磨き始めてから艶が出るまでの速度が早い事、金額が安価で色の種類も揃えやすい事を考慮すると通称サフィールの青缶の一択かと。
慣れてきたらプロも御用達のこちらも使いやすいくなるはずです。
■ネル生地
こちらについては、本当に自分も色々使ってみて、心の底から満足できるネル生地が無かったので、
もう無いものは自分で作ってしまえー!!という事でクツビガクのオリジナルネル、リスティーク一択です。
このネル生地の誕生秘話、使い心地等は別の記事で熱く語りたいと思います。
一度使った方からの批判は大歓迎ですが、まだ使った事のない方にはぜひ使っていただきたいです。
これ以上にぶ厚いネル生地に出会った事がないので、力の入れ具合が分からない初心者の方でも失敗が少ないです。
■汚れ落としとクリーム拭き上げの布は?
着古したTシャツの切れ端で十分です笑
それでは、長くなってしまいましたが以上です。
参考にしていただければ幸いです。
クツビガク 木嶋