15分ほどで駅に到着して、お兄さんにお別れを言って降りた。
タクシー乗り場からタクシーに乗って街へ向かった。1時間ほどでついたものの行くアテもない。
まだ明け方4時にもなっていない。
とりあえず近くのファミレスに入り時間を潰す事にした。
朝になったら店長に連絡しようと思っていた。
私の家が遠いのを知って前々から寮を勧められていたけど断っていた。
まさかこんな数日のうちにお世話になるとは思っていなかったな。笑
そして、本当に両親もかわいそうだったなと思う。
両親に対しては色々思うことはあるけど。
結局この家出から2年はほぼ音信不通、そのまま5年は家に帰らなかった。
1年前までは私は全国区の部活動でコンクールメンバーに選ばれていて、毎日朝から晩まで365日部活動。
私の父が後援会の次期会長(私は当時2年生だったので副会長だった)をやる予定もあり、両親共にかなり気合を入れて応援してくれていた。
というか生き甲斐くらいの熱量。
毎日始発前から車で学校まで送迎、遅くなった日は夜も迎えに来て貰う。
頻繁にあるコンクールには必ず後援会のバスで駆けつけてくれて、泊まりがけでも必ず来てくれていた。
海外遠征や海外公演、お金もかかる部活だった。
私は先生からも目をかけてもらっていたし、入学当時から良いポジションを貰っていた。
両親も応援してくれている。
本当に恵まれた環境だったはずなのに
何かが不満だった。
両親との関係は良さそうに見えて
良くなかった。
マイナスな発言は許されなかった。
たまには部活に行きたくないとか、先生がむかつくとか、誰々がこんな事をした、不公平だとか
小さな愚痴はあると思う。
両親にそういう愚痴を言おうとすると、
とたんに空気が変わって明らかに機嫌が悪くなる。
母の機嫌が悪い時と重なると
そういう話は聞きたくない!!と怒鳴ってどこかへ行ってしまう。
当時高校生の私にとっては部活動と家族が私の世界の全てだった。
私はただ聞いてもらえれば満足だったんだけどな。
部活の事は根掘り葉掘り聞いてくるので話すけど、楽しい話しか話させなかった。
何でだろう?
愚痴を聞いていたらそのうち部活を辞めるって言い出すかもって怖かったのかな?
それか完璧な私を見ていたかったから?
私は自分を見てもらえてない、愛されてないとずっと思っていた。
結果3年生に上がる直前に
急に部活を辞めた。
嫌なことがあったわけでもないし、部活は厳しいけど楽しかったし、3年生になったら更に活躍できる事もわかってたけど。
親に対する当て付けで辞めた。
先生や仲間から何度も戻れって説得されたけど、もう意地になっちゃって。
その時母が言った事もショックだった。
優しい声で、
どうして辞めるの?どうしてそんな事言うの?
ママはデンマークの子のホームステイ楽しみにしてたんだよ。○○ちゃん、酷いよ。
(次の年、デンマークの音楽学校との交流で生徒がホームステイに来る予定だった。)
私が何を思ってるか知りたくないのかな?
部活で何かあったの?
って聞いて欲しかった。
まあでも愚痴を許さない親だから
話したところで否定されて更に終わってたとも思う。笑
これで私の心は完全に親を排除する方向になった。
絶対に部活を辞めて、仕返ししてやる
じゃないけど、親の希望通りには動かない!!
って意地になった。
自分の未来壊してでも、親を落胆させたかったし
間違ってたんだって知らしめたかった。
ほんと変な子ども。
高校卒業後は音大に進学予定だったけど(部活がばれますね)
それも私が家出して連絡もつかないから無しになった。