埼玉県の県庁所在地である
さいたま市は2001(平成13)年
大宮、浦和、与野の3市が合併して
誕生した比較的新しい市である。
さいたま市は2001(平成13)年
大宮、浦和、与野の3市が合併して
誕生した比較的新しい市である。
実はその前年、
新市名を募集した際にトップだったのは
「埼玉市」で、
2位はその半分程度の票数の
「さいたま市」だった。
それなのになぜ、1位の名が
採用されず
ひらがなのさいたま市となったのか。
そもそも「埼玉」とは
旧武蔵の国の郡名・埼玉郡にちなんだ
埼玉県行田(ぎょうだ)市を中心とする
県東部を指す地名のこと。
古墳群があるこの地は古くから
「幸魂」「幸霊」などの字で認識され
「さきたま」と呼ばれてきた。
実際、現在も行田市には
「埼玉(さきたま)」という地名があり
埼玉(さきたま)古墳群もある。
こうした背景から、
「埼玉は行田市周辺部の埼玉郡が起源」
とする考え方が根強く、
県内に同じ地名があると紛らわしく、
双方に軋轢が生じる可能性もあるとして
最終的に「さいたま市」に
落ち着いたのである。