まぐろの一本釣り -15ページ目
まぐろの一本釣り



いつの日か夢見てた「あの日」が
気づいたらもう「今日」になってて
目を閉じちょっと後悔してたら
いつの間にか「昨日」に変わってて
「今日」が「昨日」に変わる瞬間すら怖がってるこんな俺にさ
また夢追う事なんてできるかな?
なんてふと思い出したこの頃

誰かに何かを聞いて欲しくて
書き出すリリック
吐き出すライム
ラップっていうより魂の叫び?
あの時初めて立ったステージ
なんのスキルもなかった俺に
数人が握手を求めてくれた
それだけですげえ嬉しくなった
将来は絶対売れたいって思った
今ではすっかりなくなったけど
「安定よりかは冒険をしたい」
「この夢だけは生涯追いたい」
ずっとそれだけを糧に生きてきた?
だからこそ今の自分見てるとほんとに悔しく思っちゃうんだ
安定してない安定志向・・・笑っちゃうよな・・・

どうしようもなく 怖くなり
壊して やり直して 諦めて
その繰り返しで

過去に生きずに未来に生きろよ
誰かが俺にそうつぶやいた
「確かにな」って軽く頷いた
聞き流していたわけではなかった
でもさ、過去があるから現在がある。
現在があるから未来が活きてく
頭で分かってはいるんだけどさ
心がなかなかついてこなくて・・・

結局俺には無理だったんだ
早々に決断 仲間と解散
入社した会社 増えてった財産
ふとあの時のことを思い返す
明け方の牛丼 くだらねえ事でも
笑い合ってたんだよなあ
あの日、あの時、あの瞬間一秒一秒すべてが新鮮 


「金さえあれば」って語ってたいつも
「人生変わる」って言ってたあいつも

金なんていらねえから
あの時に戻してくれよ、なあ
こんな日々に金を積まれて
夢諦めた対価が金?
いらねえから・・・
あいつらとの日々
一瞬でいい。巻戻してくれ。


寂れた階段登って頭下げ
なりたくなかった大人になってて
俺もう我慢の限界って泣いて
すべて投げ出して 一人旅に出て
胸に秘めてた くすぶったなにかを
全て吐き出して 少し楽になる
「辛くはねえけど苦しい日々」
そんな毎日にピリオド打って
昔ツルンでた仲間と
偶然再会 聞きたい事あったけど
また会えるとそう信じてたから
バイバイまたな。で見送る背中
伝えたい事ならたくさんあるし
歌いたい気持ちもまだまだあるけど
もうちょっとだけ人生の旅に出たいと思っています