●2020年3月1日(日)●
A.V.E.S.T. project vol.14
渋谷のライブハウスを複数貸し切って行われるイベント。コロナウイルスの影響で、当初の予定からアーティストが激減。
かなり内容は違うものになってしまいましたが、それでも目当てのアーティストが数グループいたので行ってきました。
12時頃から開始の長丁場だったのですが、なんとか乗り切りました。
1、Aldious 12:30~13:30
嬢メタルの代表格。音楽的にはパワーメタルやメロスピの類になるかと思うが、とにかくギターが上手くて全ての楽器を引っ張っていってるような感じ。
見た目だけでなく技術に裏打ちされたバンドであると感じた。またライブ慣れした安定のステージングで、関西人独特のMCも面白く最後まで楽しんで見れた。
2、GADORO
MCバトルの大会で名を挙げてアルバムリリースにこぎつけたラッパー。
自分の過去や生き様を歌った詩はグッとくるものがある。
3、MOSHIMO
福岡の女性ボーカルロックバンド。グルーヴ感があり。とにかく前へ前へと曲がグイグイ迫ってくるような感覚が気持ちいい。
サブスクでかなり音源を聴いていたのだが、音源通りの元気いっぱいなボーカルはライブでもそのままだ。
とにかく波に乗っているバンドという印象で、今以上に知名度が上がる事を祈りたい。
4、BUDHA BRAND
かなりドープなステージングで、薬物をやった方はないのだが、きっとこんな音を聞きながら薬物をキメたら気持ちいいんだろうなぁと思わせてくれる内容だった。
ドゥームメタルやアンビエントも裸足で逃げ出すような強烈なライブだった。
5、漢 a.k.a GAMI
名盤「ヒップホップ・ドリーム」から名曲連発のステージ!あの漢さんが、かなり近い距離感でいるのにも感激。
ただし怖いお客さんが急に現れてすごい殺伐とした雰囲気になっていた(笑)。
6、KYONO
あのTHE MAD CAPSULE MARKETSのKYONOさんのソロ。
音楽性はMADそのまま。ましてやボーカルがKYONOさんなのでかっこいいのは間違い無いのだが…演者もファンも過去にとらわれている感じがなんとも言い難い。
しかしデジタルハードコアとしては一級品で、やはりAtari Teenage RiotとMAD人脈以外に、このレベルに到達できたデジタルハードコアはなかったのではないかと思われる。
ラウドな曲はラウドに、キャッチーな曲はポップに、最高のデジタルハードコア。
7、SEX MACHINGUNS
かなり久しぶりに見た。いまだにジャーマンパワー!とかONIGUNSOWとか昔の曲を見事なまでのスピード感で演奏していて素晴らしかった。
キャッチーさと歌詞の面白さ故に万人に受け入れられているが、音楽性はスラッシュメタルそのもの!海外の下手な大御所よりもカッチリした演奏にメタル好きとしてはうっとりしてしまった。
8、NEO JAPONISM
ライブ前に軽く予習してから見たアイドルグループ。
音楽性としては古き良きユーロビートやEDMの影響が強いのだろうが、とにかくキャッチーでスピード感あふれる楽曲、そしてダンスもスピード感があって強烈!
グループを知らない人でも圧倒されるような力があって、ベストアクトと言える内容だった。
9、舐達麻
今回の一番の目当てとも言える、群馬県熊谷のHIP HOPグループ。強烈な見た目に硬い韻。
今回はduoステージの実質的なトリだったが、圧巻のステージングだった。
10、CY8ER
2月にも別のライブイベントで見ているのだが、今回もトリとして見させていただいた。
名曲「マイライフ」を演ってくれなかったのには個人的な不満はあるが、ライブの内容自体は素晴らしく、観客もそれに応えるような内容だった。
【総評】
かなりお得感のある内容のライブだったが、やはり昼から晩までライブを見るのは疲れる行為だと実感した。