2019年4月現在、どの専門店でも在庫は無く、購入するには次回入荷の予約を取らないと購入できないTWSのイヤホンです。
前評判に踊らされてeイヤホンに視聴に行ったのが最後。試聴した瞬間に「これだ!」と思って、すぐに予約してしまいました。
それから数週間の時を経て到着です。高級感のあるパッケージで個人的に好きです。
デザインに難ありと言う方がネットで散見されますが、ただのあまのじゃくだと思ってます。
普通にかっこいいです。私は厨二病なので他人とは違った色や、赤や青などのハッキリした色を好みます。ボルドーを選ばせていただきました。
飾りみたいな実用性の無いイヤーウイングも付いています。色違いが同梱されていますので、付け替えたらお洒落…かもしれません。
ケース・ポーチ共に高級感があり良いです。イヤホンがカッチリハマった感じがないのが気になりますが徐々に慣れていきます。
大まかな特徴。
☆メリット☆
・10000円前後のTWSでは格段に音が良い(J-POP、女性ボーカル物に特に強い)
・TWSにしては低音がかなり出てる
・再生時間が最大9時間らしい(充電が切れた事が無いのでわかりませんが、マメに充電しなくても問題ないです)
・AAC、SBC、aptXに対応している。
・途切れにくい
☆デメリット☆
・最初は低音がボワつく
・低音で誤魔化す印象で解像度はそんなに高くない。
・ホワイトノイズが気になる(利用していくうちに、あまり感じなくなる)
☆音楽ジャンルごとの相性☆
J-POP ◎
ROCK △
HIP HOP ○
METAL △
JAZZ ○
購入直後は試聴した時ほどの感動を感じられず、不鮮明な音像に「失敗したかな」と思いました。ただエージング効果か、自分の耳が慣れたせいか、わかりませんが、現時点では豊富な音が鳴っており「良い音質」と言えます。
試したプレイヤーはcayin n5iiとiPhone8です。cayin n5iiは、DAP自体が重くBluetoothの性能がよくないのか、頻繁に途切れます。iPhone8では一切の問題なく、混雑した都会でもほぼ途切れないと言い切れると思います。
有線のイヤホンに比べると、少しフラット寄りの音で、最初は音が鳴ってるだけで、音楽自体を楽しみづらい音作りだと思っていました。ただ購入から約1ヶ月経ち、かなり豊富な音が出るようになってから、他のTWSイヤホンよりも豊かな音で楽しめている気がします。
通話に関してはホワイトノイズが気になります。AirPodsなんかと比べるとかなり音質が悪いです。ただし、相手から声が聞こえないと言われた事はなく、通話自体は問題なく可能背です。
予算が2万前後あるのであれば、これよりも音が良くて解像度の高いイヤホンがあります。反対に言えば1万円前後であれば、他者製品と比べてTE-D01d一択ぐらいの勢いで薦められます。デザイン性もあるのがたまらないです。
またJ-POPやボーカルメインの洋楽ロックしか聞かないという人は、変に高いイヤホンなんて買わずに、このぐらいの価格帯のものでチョイスすれば良いと思います。ポップスメインで聴く人には本当におすすめです。
☆J-POP 試聴リスト☆
・FLOWER FLOWER/スポットライト (Extra Edition)(アルバム全部) ◎
バンドの音自体が女性ボーカルとベースメインなのですが、ベースとボーカルの音を際立たせるTE-D01dの音質に見事にハマります。有線イヤホンが使える状況でも、敢えてTE-D01dで聴きたくなるタイミングがあるぐらい、相性が良いと思います。
☆ROCK 試聴リスト☆
・銀杏BOYZ/君と僕の第三次世界大戦的恋愛革命 ×
全ての音がごちゃごちゃしていて情報量の多いバンドなので、TE-D01dの解像度では音源の魅力を損なっている印象です。ロックを聴くにしてもシンプルな物の方が相性が良いでしょう。
・外道/Singles 1973-1975 △
これは割とシンプルなロックンロールだと思うのですが、やはり有線に比べると迫力の無さが気になります。ハードロックなんかには、やはり向かない傾向のイヤホンな気がします。
☆HIP HOP 試聴リスト☆
・BAD HOP/Mobb Life ○
最適とは言えませんが、あながち悪くないという感じです。低音の物量があるため、HIPHOPに関してもある程度のものは、こなせます。またボーカルが前に出る傾向のあるイヤホンなので、リリックをしっかりと聞き取りやすいです。
・RHYMESTER/リスペクト ○
悪くはないのですが、低音重視のTWS-1000(ゼロオーディオ)を購入してから、ラップをTE-D01dで聴く事はなくなりました。どうしても代打となるイヤホンがない場合は、ありかもしれません。
☆METAL 試聴リスト☆
・Deathspell Omega/Paracletus ○
ブルータルな音を聴く気は全然なかったのですが、試しに聞いてみたら案外ハマりました。低音が想像以上に出るため、ドラムの連打やギターやベースの厚い音なんかも割と再現してくれます。