・Disaffect / Discography

震えたね。有名どころのハードコアはかなり聴いたつもりだったけれど、こんなかっこいいバンドを聴き逃していたというのが自分の中では衝撃的だったかもしれない。




SEDITIONのメンバーが並列してやっていたバンドで、メンバーは後にSCATHA等を結成する。一応ジャンル的にはアナーコパンク、ハードコアという事になるのだろうが、そんな事はどうでもいいと言わんばかりに、メタリックなリフに男女ボーカルで交互に畳み掛ける、その相乗効果による勢いが凄い。




ビートはハードコアだが、メタリックな質感のあるリフはスラッシュメタルやクロスオーヴァーの音質に近い。特別目新しい音楽をやっているわけではないが、そのリフや展開のセンスには目を見張るものがある。ANTISCHISMとかに近いかも?




こちらはDISCOGRAPHY CDで、Demo音源等を除いた全ての音源が網羅されている。




・An Injury To One Is An Injury To All (1992)


1st EPにして個人的には彼らの最高傑作だと思うEP。7曲入り。最初から畳み掛けるような展開だが、後にライブ音源として収録もされる名曲「Can't See The Woods」も収録されている。また5曲目から6曲目にかけて曲間なく繋げられる演奏もテンポの良さに拍車をかけており、ラストも「」という大名曲で締められるという奇跡的名作。何回も聴きました。




Disaffect
/ Sedition
(1993)


よりメタリックになった音源。Seditionのカヴァーも収録されているが、ミドルテンポ中心でちょっと地味目な音源かも…。




Home Of The Slave
(1993)


EP。かなりメタリックになった内容でスラッシュメタルのように刻むリフが特徴的。ジャパコアの影響とかもあるようなリフワーク。ラストには「Can't See The Woods」のライブ音源を収録。これがまた荒々しくて良い。




Chained To Morality
(1994)


EPに勢いのあるバンドだとフルアルバムで落ち着いた感じになる事が多いのだが、このDisaffectに関してはLPで1st EPなみのハードコアな勢いを提示している。そこそこまとまった曲数があるのに、最後までテンションが下がらない強烈なハードコアなのである!!