![$ぷんぷん臭う糞みたいなロック](https://stat.ameba.jp/user_images/20130917/23/kuso-mitaina-rock/4b/55/j/t02200220_0320032012687306474.jpg?caw=800)
・MELLAKKA/R.I.P
日本でもカルト的な人気を誇るフィンランド・ハードコアバンドの中で、どうにも知名度、音楽性、共に過小評価されていると思われるMELLAKKA。DISCOGRAPHY CDも2013年現在廃盤ですが、探せば中古で1800円ぐらいで買えたりするので、みつけたら即購入です。
内容は84年、85年のEP、86年のデモもプラスした内容。同じフィンランドのバンドで有名なものだとModerat Likvidationが一番近いと思います。収録されてる音源別にレビューしてみましょう。
・Ei… (1984)
スピード感溢れる、押し押しのハードコアでとにかくかっこいい!!リフが良いのかな?ドタバタしていながらも整合感のある音。彼等の処女作にして、ハードコア期の最高傑作であると言える。
・Itsenãisyyspãivã (1985)
正直、初めてきた時は勢いの低下を感じ得なかったのだが、改めて聴いてみると良い。1曲目、ミドルテンポで始まり、徐々にスピードアップ。メタリックにザクザク刻むようになったギターも特徴で、クロスオーヴァー的な節も感じられる。86年のdemo音源の屈強なメタルコアサウンドに繋がる方向性と考えれば納得がいく。
・demo (1986)
恐らくは公式にリリースされる事なく終わったであろう、仮にリリースされてもごく少数であったであろう、デモ3曲。これが滅茶苦茶凄い!!
1984年頃のスピード感を取り戻した上に、そこに滅茶苦茶な不協和音ギターソロが重なるんですよ!!メタルコアと言っても過言ではない。もしこの音楽性のまま続いていったら、GISMみたいな恐ろしい屈強なサウンドが出来上がっていたのではないかと思います。こういうバンドこそ90年代まで続いて欲しかった…と思ってしまう。
フィンランドハードコアの狂気はとどまるところを知らない…。