※最近は単純なマンホールやアニメの記事しか書いてませんでしたが、今回は文字多めなのでご注意ください
※やれ八百長だとかそういう次元の話ではありません
※自分は中学時代からの新日ファン一筋ですので、プロレス観の偏りはお許しください
シャドウバースのプロリーグが始まって約2か月。
いわゆる、最近耳にする機会も増えた「e-sports」と言われるカテゴリの、
ゲームを戦場としたプロチームが激突するリーグ戦。
どちらかというと、
いわゆる萌え系ゲームやアニメに、仕事を言い訳に時間とお金を使ってきた自分にとっては、
シャドウバースは、正直いって名前を聞くだけのゲームでした。
当然、詳しいカードのこともわからず、界隈では有名な人も知らない。
プレイの何がスゴいのかも分からなかった。
そんな自分が、今プロリーグの次の試合が気になって仕方がない。
なぜか?
ふと思ったのです。「これはプロレスなのではないか」と。
時に自身を重ねながら、
選手一人ひとりの人間ドラマを楽しむになったのではないかと。
自分にとってプロレスは、
語弊を恐れずに言うと数少ない負けても許されるプロスポーツ。
チャンピオンになることだけが全てではないプロスポーツ。
それは、単純な目の前の試合の勝ち負けだけでなく、
選手として、人間としての成長のストーリーがコンテンツの魅力となっているから。
※純粋な勝敗のみの世界も、素晴らしい魅力が当然あります
新人はデビューから先輩レスラーにしごかれ、
試合後も、後に続く試合の運営(言ってしまえば本業ではない雑用)を手伝い、
同期デビューした仲間との格差が生まれ、
目立つキャラもなく、作ろうとしても空回りし相手からコケにされ続ける。
そんななかで、努力をし続けたものだけが、
いつの日かブレイクし、頂点へと駆け上がっていく。
※しかも、このサイクルが長いこともポイント
このドラマを、自分の推しの選手で見たいのです。
そういった、ドラマ「も」楽しむということが、
シャドバのプロリーグでも、もっというと、e-sportsでも出来るのではないかと。
プロレスでは、様々なキャラクターの選手が、
リング内外で自分をさらけ出しながら日々戦っています。
そうすることで、誰もが自身を重ねられる選手と出会い、ドラマを楽しみに応援し続けてくれる。
e-sportsでは、身体能力以外で勝負できるものが沢山あります。
その分、一見すると普通の人に見える選手も多くいます。
なんなら、学生さんもサラリーマンもいます。
そういった点だけでも、選手と自身との距離は近く感じられるのではないか?
ちょっとしたきっかけで、自己投影できる選手が見つかるのではないか?
プロレスにおける東スポは、e-sportsの世界では現状存在しないかもしれないけれど、
今は様々なメディアで直接自分が情報発信できる環境がある。
自身をさらけ出せる機会がある。
※人環視衆のなかで、自分をさらけ出すことの大変さもあるので、
サポートの体制も考えるべきですが
楽しみ方の一つとして、勝敗以外の人間ドラマを楽しむ要素も提案できれば、
受け入れてくれる視聴者の方も出てくれるのではないか。
そんなことを、念願のリーグ戦初勝利を挙げた「Enju」選手と「真春」選手の涙、
それに対するコメントやTwitterの反応に心を揺さぶられたりしながら思いました。
いや、なかなか泣けますよ。
せっかく2チームの新規参入が発表されたので、
中年サラリーマンや別チームに分かれた兄妹、おばあちゃんなど、
多様性に溢れた選手構成になればいいなと願っております。まぁないやろうけど笑
※少し話はそれますが、最近スーパーストロングマシンが引退。
自分にとっては、リアルタイムだった魔界倶楽部の印象が一番ですが、
脇役だった選手の最後にこういった記事を書いてくれるライターさんがいる世界、
やっぱりプロレスはいいものですね。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180624-00010000-battlen-fight